直木賞&本屋大賞の「蜜蜂と遠雷」が初首位

2017/04/20 04:49 Written by Narinari.com編集部

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今週発表の最新4月24日付けオリコン週間“本”ランキング(集計期間:4月10日〜16日)の総合部門にあたるBOOK部門では、第156回直木賞(1月19日発表)に続いて、全国書店員がいちばん売りたい本を選出する2017年本屋大賞(4月11日発表)の大賞を受賞した恩田陸の「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎/2016年9月発売:累積27.8万部)が、同書最高となる週間8.0万部を売り上げ、先週4月17日付けの82位から急上昇。直木賞受賞後の2017年2月6日、2月13日付けで記録した最高2位を上回り、初の1位を獲得した。

構想から12年、取材に11年、執筆に7年もの歳月を費やしたという同作は、国際的なピアノコンクールに挑む若者たちの群像を描いた青春小説。史上初の直木賞と本屋大賞のダブル受賞、また本屋大賞初の同一著者2度目の受賞(※1度目は2004年に『夜のピクニック』で受賞)というニュースとあわせて、登場人物が奏でる音楽がわかりやすく描写されている点などが数多くのメディアで紹介され、話題となっていた。

なお、本屋大賞受賞直後に初めて同部門1位を獲得した作品は、2012年4月23日付けで記録した「舟を編む」(三浦しをん/2011年9月発売)、2014年4月21日付け「村上海賊の娘上」(和田竜/2013年10月発売)、2015年4月20日付け「鹿の王生き残った者上」(上橋菜穂子/2014年9月発売)、2016年4月25日付け「羊と鋼の森」(宮下奈都/2015年9月発売)に次いで、5作目となる。

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