SW知り尽くすクリエイター「ローグ・ワン」語る

2017/04/18 14:38 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


スター・ウォーズ プロジェクト劇場公開最新作「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のデジタル配信が、はやくも4月19日よりスタートする。さらに4月28日にはMovieNEX初回限定版(4,200円/税別)、数量限定MovieNEXプレミアムBOX(13,000円/税別)も発売されるが、これを記念して、本作のプロダクション・デザインを務めた、ダグ・チャンのコメントが到着した。

ダグ・チャンといえば、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」〜「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」や、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でもプロダクション・デザインを務めた、シリーズを知り尽くしたクリエイターのうちの一人。

15歳のとき、初めて「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」を観たというチャン氏は「当時からいつか、この世界観に呼応するデザインに貢献したいと思っていたから、その機会が与えられた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は特別な作品です。とてもやりがいがありました」と本作に対する強い思い入れを明かした。ストーリーだけでなく、デザイン面でも旧三部作(エピソード4〜6)と新三部作(エピソード1〜3)の橋渡しとなる作品だけに、「一ファンとしても作品に関われるのはとても楽しかったし、この上ない満足感がありました」と振り返る。

一番のこだわりは、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」で初登場し、本作に再登場する反乱軍基地のヤヴィン4。40年前は予算上の都合で、一部しかセットが作られなかったが、本作でその全貌がついに明らかになった。チャン氏は「ジョージ(・ルーカス監督)が1977年に作ったけど、撮影をしなかったセット」を目指したそうで、「もしカメラを反対に向けて、格納庫の中身をもっと見せたらどうなるだろう?」という発想から、当時のデザイン資料をベースに、基地の全体像が構築された。

もちろん、世界観を拡大させる過程で、あえて“リスク”を冒してデザイン面の新機軸を打ち立てる必要もあった。「常に“何が新しいのか”と言うグレーゾーンを模索し、挑戦することが好きなんです。例えば今回、新たに登場するUウィング、タイ・ストライカーがそうです。それぞれ、おなじみのXウィング、タイ・ファイターの部類ですが、新たな要素を打ち出しながら、ファンが慣れ親しんだ世界観に落とし込むという繊細な作業が必要でした。ちなみにギャレス(・エドワーズ監督)にUウィングの初期デザインを見せたら、“まるで前方に腕を伸ばして飛ぶスーパーマンだね”って。彼の言葉はデザインの方向性を完成させる上で、大いに参考になりました」。

本作の大きな見せ場といえば、「スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐」以来、11年ぶりにスクリーン復帰を果たしたダース・ベイダーの存在。

チャン氏にお気に入りのシーンを尋ねると「(反乱軍の)ブロッケード・ランナーにダース・ベイダーが侵入するシーンは、ファンにとって長年“いつかは見てみたい”と思っていたシーンです。これまでに見たことのないダース・ベイダーの獰猛さが表現されています。もちろん、作品に関わりながら“こういう場面はあるんだろうな”と想像はしていたのですが、それを本当に見られるなんて、とんでもなく嬉しいことでした」と、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」に憧れを抱いて育った世代のチャン氏にとっても、ダース・ベイダーの登場シーンが「間違いなく、一番のお気に入り」と語る。

壮大なサーガの原点となる「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」は、4月19日(水)より先行デジタル配信開始。4月28日(金)にMovieNEX発売。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.