9000万円の“世界に一つだけのパンツ”

2017/04/06 11:16 Written by Narinari.com編集部

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日本の現代アーティストであるサムライ・マサは4月6日、現代アートの販売サイト「タグボート」にて、アート作「世界に一つだけのパンツ」を発表した。価格は9000万1600円(税別)。

サムライ・マサは作品に込めたメッセージとして、次のようなコメントを寄せている。

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人間一人一人に存在意義や価値があると思っています。それは数字で計ることはできないし、性別や年齢、国籍や宗教で他者と比べて優劣をつけ排他すること自体が意味のないことと考えます。下の処理から始まり下の処理で終わる人生の滑稽さや儚さは万人に共通で、それは皆が「人」であり、また様々な垣根を超えて平等であることを意味しています。
また、昨今の利益主義、自由競争の追及が過度な物質主義を生じさせ世界のバランスや価値観をおかしくしていると感じます。改めて資本主義という社会システムへの問題提起として、あえて既製品という日常品をアート作品とし、高値をつけることでメッセージ性を持たせました。
自分にとって花や人や地球や宇宙、命全てがパンツに見えます。美しくいとおしい一つだけのパンツなのです。

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なお、このパンツは「今後、経年劣化による黄ばみなどが出る恐れがあります」とのこと。また、高額のため、現在は真空パックにて封入、金庫で厳重に保管しているという。

サムライ・マサは幼い頃より絵に親しみ、コンクールや絵画展で入賞。得意な絵を描く技術を活かし美術会社へ入社、テレビ版「名探偵コナン」の美術監督などを務めた。その後“自分の培った技術で世界で勝負をしたい”と思ったことがきっかけで現代アートの世界へ。独学で学ぶ中、「パンツ」という永遠のテーマと出会い、追求の道を歩み出した。

この「世界に一つだけのパンツ」では、“世界で最も高額な尿漏れパンツ”としてギネス記録を狙うという。またアーティストとして、今後はアメリカを中心に活動し、世界各国で日本の現代アーティストとして“侍とパンツ”をテーマに、立体物を用いた表現やゲリラ的なパフォーマンス(インスタレーション)を展開する予定だ。


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