星野源歓喜「人生を丸ごと認めていただいた」

2017/03/28 11:42 Written by Narinari.com編集部

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歌手で俳優の星野源(36歳)が、第9回伊丹十三賞を受賞した。

伊丹十三賞は、デザイナー・イラストレーター・俳優・エッセイスト・テレビマン・雑誌編集長・映画監督……さまざまな分野で才能を発揮し、時代を切り拓いた伊丹十三氏の遺業を記念して、創設された賞。

あらゆる文化活動に興味を持ちつづけ、新しい才能にも敏感であった伊丹氏が「これはネ、たいしたもんだと唸りましたね」と呟きながら膝を叩いたであろう人と作品に贈られる。

過去の受賞者は、糸井重里、タモリ、内田樹、森本千絵、池上彰、リリー・フランキー、新井敏記、是枝裕和とそうそうたる顔ぶれだ。

周防正行、中村好文、平松洋子、南伸坊からなる伊丹十三賞選考委員会は、星野の受賞理由として、「音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断し、どこか息の詰まる時代に、エンターテイナーとして驚くような風穴をあけてしまった星野的表現世界に。」とコメントしている。

また、星野は「受賞のお知らせを聞き、本当に驚いています。自分にとって伊丹さんの存在は、遥か遠くに見える灯台のようでした。しかし、その灯りへはどうやっても辿り着けないようにできていて、その活動の姿勢や後ろ姿から、暗に『君は君の場所を作れ』と言われてるようにいつも感じていました。そしていま、こうして伊丹十三賞をいただけたことは、身に余る光栄であり、人生を丸ごと認めていただいたように嬉しいです。これからも手探りで活動を続けたいと思います。本当に、有難うございます」と喜びのコメントを寄せた。

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