原作ラストまで描く「デビルマン」新作アニメ

2017/03/16 09:11 Written by Narinari.com編集部

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Netflixは3月16日、漫画家・永井豪の50周年を記念して、「デビルマン」をオリジナルの新作アニメとして制作、2018年初春に全世界190か国で全世界独占配信すると発表した。

「DEVILMAN crybaby」とのタイトルで制作される、全く新しい現代版リメイクは、「ピンポン THE ANIMATION」など多くのハイクオリティな作品を手掛け、「夜は短し歩けよ乙女」(4月7日公開)、「夜明け告げるルーのうた」(5月19日公開)と2か月連続劇場公開作が控える、アニメーション作家の湯浅政明監督がメガホンを執る。

また、脚本には、「コードギアス 反逆のルルーシュ」を始め、「甲鉄城のカバネリ」など、ドラマ性の高いストーリーを描くのを得意とする脚本家・大河内一楼を起用。音楽は牛尾憲輔が参加、企画・プロデュースはアニプレックスとダイナミック企画が行い、世界に向けたデビルマンをつくる、最高のスタッフがここに集結した。

アニプレックスの新宅洋平プロデューサーは、本作について「デビルマンの原作が持つニュアンスを最大限活かしつつ、湯浅監督に現代に描かれるべきアニメとして、新たな映像化をしていただきます。激しいバイオレンス描写など、Netflix配信ならではの表現に挑みます。永井豪先生の原作に真正面から向き合う『DEVILMAN crybaby』に是非ご期待ください」とファンに呼びかけている。

なお、原作ファンなら最も気になる点――今まで一度も実現されず、描かれたことがなかった“原作漫画の結末”も、今回はアニメーション化。飛鳥了と不動明の出会いから、デビルマン誕生、そしてデビルマン対サタンのハルマゲドンまでを、この「DEVILMAN crybaby」では描き切る。


☆永井豪 コメント

原作コミック「デビルマン」のアニメ化のお話を聞いた時、まず一番に思ったのは「最後まで描いてくれるの?」でした(笑)。僕が絶大な信頼を置いている湯浅監督なら、やりきってくれると信じています。デビルマンとデーモンの闘いが、アニメーションでどのように描かれ、決着がつくのか。二度と実現出来ないかもしれない「デビルマン」の結末までのアニメーションを、僕自身楽しみにしています。


☆湯浅政明監督 コメント

最も衝撃を受けた漫画「デビルマン」のアニメ化を、まさか自分がやる事になるとは!漫画史上最高とも言える衝撃的な展開と壮大なラストシーンにたどり着くため、原作のスピリット、エッセンスを「今やるアニメーション」の形に落とし込む作業に日々悪戦苦闘中です。しかし配信という事で制約も少ないので、限界までやりますよ!バイオレンス、エログロなどありますが、最終的に「愛」です。楽しみに待っていてください。


☆牛尾憲輔(音楽)コメント

湯浅政明監督と漫画「デビルマン」をアニメ化させて頂きます。永井豪先生による壮大な一大叙事詩の本質を、余すことなくアニメにするためにチームが一丸となって取り組んでいます。監督とともに巨大な原作に挑むのはピンポン The Animation以来。あの時と同じチームで、またあの熱い日々を過ごせている事をとても光栄に思っています。監督がおっしゃる通り「愛」の作品です。是非ご期待下さい。

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