任天堂が“リアルマリオカート”会社を提訴

2017/02/24 19:15 Written by Narinari.com編集部

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任天堂は2月24日、公式サイトに「公道カートのレンタルサービスに伴う当社知的財産の利用行為に対する訴訟提起について」と題する文書を掲載し、公道をマリオカートにようなカートに乗って走行するサービスの提供社を提訴したと発表した。

発表では、まず、「株式会社マリカー(本店:東京都品川区、以下「被告会社」)およびその代表取締役(以下、併せて「被告ら」)に対して、被告会社による不正競争行為および著作権侵害行為の差止等および上記行為から生じた損害の賠償を被告らに対して求める訴訟を東京地方裁判所に提起しました」と報告。

この訴訟で任天堂は、「被告会社が、公道カートのレンタルサービスを提供するにあたって、当社が製造販売するレースゲームのシリーズとして広く知られる『マリオカート』の略称である『マリカー』という標章をその会社名等として用いており、さらに、被告会社が公道カートをその顧客にレンタルする際に当社の『マリオ』等の著名なキャラクターのコスチュームを貸与等した上、そのコスチュームが写った画像や映像を当社の許諾を得ることなく宣伝・営業に利用するなどしているが、このような行為は当社に対する不正競争行為および著作権侵害行為に該当すると主張しています」としている。

そして「長年の努力により築き上げてきた当社の大切な知的財産を保護するために、今後も継続して断固たる措置を講じていく所存です」と、強い言葉で発表文を結んでいる。

マリカーは東京や大阪など、都市部の公道をマリオカート風のカートで走行するプランを提供していた会社で、たびたびメディアにも登場。海外観光客の利用も多く、搭乗者はマリオやルイージのコスプレをして楽しむケースが目立ち、TwitterやInstagramなどSNSには多数の「リアルマリオカート見た!」「リアルマリオカートやってきたよ!」などの投稿が見られる。

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