ミック・ジャガー、執筆した自伝出版を拒否

2017/02/18 03:14 Written by Narinari.com編集部

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ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガー(73歳)は、70年代後半に7万5000ワードもの回顧録を執筆していたが、その出版を拒否しているという。当時100万ポンド(約1億1000万円)ものギャラを受け取り、原稿を執筆したミックだが、その伝記の出版をしないことを決めており、すでにギャラも返金しているそうだ。

現在のところ、その原稿はライターで出版者のジョン・ブレイクが「秘密の場所」に保管しているとザ・スペクター誌の寄稿文の中で明かした。

ジョンはその原稿について「私が確認した限り、ある出版者はその原稿をボツにしていました。セックスとドラッグに光を当てていたからです。その原稿が書かれた80年代前半当時、ショッキングさとインパクトは自伝が成功するための大切な要素でした」「しかしながら、今読むと小さな傑作です。ストーンズが情熱を持ち、若さと理想主義への炎を燃やしながら素晴らしい曲を生み出していた時に書かれた完璧に保存されたタイムカプセルといえます」と綴った。

さらに、ジョンはその原稿の中で、ロックミュージシャンの派手な部分ではなく、より静かで思慮深いミックの側面が書かれていると続けている。

「この本では、生き急いだ風刺的な面ではなく、静かで用心深いミックの側面が見られます。ミックは、パフォーマンス前に観客の大きさを判断しながら隠れてこもるバックステージにある小さな部屋のことを書いています」
「全ての有名な夜遊びは、(ショーが)終わってからのお楽しみだったのです。こういった派手な部分により、ストーンズが舞台裏での要求したことなどの噂が立ったのです。キャビア、ビンテージのシャンパンなど、彼らはそういったものを食べたことがありませんでした。彼らは真剣すぎるほどショーのことを考えていました」
「ミックはいつもランチに炭水化物を食べていました。『おそらく8パイント(約4.5リットル)』の水も飲んでいました。ステージで10パイント(約5.7リットル)分も消費していたからです」

ザ・ローリング・ストーンズのマネージャーであるジョイス・スミスは、この原稿の存在を認めているものの、その出版の許可を出すことはないと声明を出している。

「ジョン・ブレイクはしばしばこの原稿を出版する許可を求めてきました。答えは毎回同じです。その原稿は彼のものではないですし、彼はそれを受け止めているので、彼は出版することができないのです」

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