映画「3月のライオン」の主題歌決定

2017/01/13 05:01 Written by Narinari.com編集部

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羽海野チカ原作、「るろ剣」シリーズの大友啓史監督がメガホンを執り、神木隆之介を主演に迎えた映画「3月のライオン」の主題歌が、前編はぼくのりりっくのぼうよみ、後編は藤原さくらに決定。主題歌版予告も解禁となった(//www.youtube.com/watch?v=dxhQ_pGQcys)。

ぼくのりりっくのぼうよみは18歳の新鋭。本作の主人公・零と同世代でもある彼が初の映画主題歌「Be Noble」を書き下ろした。本編に提供されるのは、予告編で流れる彼の初期衝動が詰まった原曲(1/25リリースの2ndアルバム「Noah's Ark」収録)と異なる、歌詞・トラックともに静かな決意に満ちたアレンジを施した「Be Noble(re-build)」だ。

一方、中性的な鋭さと温かな母性を兼ね備えたスモーキーヴォイスの持ち主・藤原さくらが歌うのは、スピッツの名曲「春の歌」。羽海野チカが「3月のライオン」連載構想時にこの作品をイメージしながら聴いていたという、本作の原点とも言える曲を、2017年の新たな息吹を感じるアレンジと唯一無二の歌声でカヴァーした。

今回の映画主題歌について、ぼくのりりっくのぼうよみは「主人公の零君が、必死に足掻き自分の居場所を求める様子に感動しました。その姿から、Be Noble(=気高くあれ)というタイトルを思い付きました。エンドロールに流れるこの曲とともに、観終わった皆さんの中で、本編の余韻がより深く響いていくことを願っています」、藤原は「登場する人たちが、皆ひたすら人間らしく、愛おしい、『3月のライオン』。原作がもともと大好きだったので主題歌のお話を頂き夢のような気持ちでした。本作の原点にもなったというスピッツさんの『春の歌』に作品から受け取った愛を込められて心から幸せに思います」とコメント。

また、大友監督は「才能豊かな二人の若いアーティストたちが、『3月のライオン』という映画にどのように向き合い、どのような作品を創り上げてきてくるのか、楽しみにしていました。『Be Noble』『春の歌』、それぞれが二人の持ち味を十分に発揮した、そして映画の読後感を気持ちよく後押してくれる素晴らしい曲になっていると思います。映画と共に、早く多くの方々に聴いていただきたい、そんな思いでいっぱいです」と期待を寄せている。

さらに作者の羽海野は、ぼくのりりっくのぼうよみに「人生2周目の未来から来た男の子がぽつぽつと歌っているように聴こえました 冷たい色合いなのに まったく斜にかまえていない 本当の事を話している 言葉たちが静かに そこに 立っていました」、藤原に「『春の歌』という のどかなタイトルのこの曲をまるで吠えるように歌うスピッツの草野さんの声を聴いた時『3月のライオン』の最初の世界が生まれました そして今、藤原さくらさんが歌う『春の歌』を聴いた時 春の陽射しで青空を映した大きな隅田川の風景が浮かびました 戦っていたのは零たちだけではなく 女の子たちもみんな戦っていたのだと そしてここからもまた明るく力強く歩いて行くのだと そんな風に感じました 零くんや、この映画を観たみんなの事を 力強い春の中に着地させてくれる そんな歌声をありがとう」とコメントしている。

映画「3月のライオン」は【前編】が3月18日(土)、【後編】が4月22日(土)、2部作・全国ロードショー。

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