U2が、米大統領選でドナルド・トランプ氏が当選したことを理由にニューアルバムのリリースを延期したようだ。
U2は2014年に発表した「ソングス・オブ・イノセンス」以来の新作となる「ソングス・オブ・エクスペリエンス」が完成間近だったものの、米大統領選の結果などを受け、内容を変更する必要があると感じたのだという。
ジ・エッジはローリングストーン誌のインタビューで「僕らは『ちょっと待てよ、このアルバムのことと現在の世界情勢とどう関連付けるかについて考える必要があるんじゃないか』って思ったんだ。ほとんどの曲は2016年の初旬までに書き上がっていたものだったけど、今は、みんなご存じのように世界が変わってしまったからね」「もしかしたら2曲くらい新しい曲を書くかもしれない。とりあえず自分たちにちょっと見直す時間を与えることにしたんだよ」と語った。
U2は1月9日、アルバム「ヨシュア・トゥリー」のリリース30周年を記念して、ヨーロッパ公演を行うことを発表していた。7月8日のロンドンのトゥイッケナム・スタジアムを皮切りに故郷ダブリンなどをまわるこのツアーでは、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズがサポートを務めることになっている。