「ラ・ラ・ランド」アカデミー前哨戦7部門受賞

2017/01/10 02:30 Written by Narinari.com編集部

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1月8日に開かれたゴールデン・グローブ賞授賞式で、「ラ・ラ・ランド」が同賞史上最高となる7部門受賞作品に輝いた。「ラ・ラ・ランド」はコメディ/ミュージカル部門で作品賞、ライアン・ゴズリングの主演男優賞、エマ・ストーンの主演女優賞を含むノミネートされていた全ての賞を受賞している。

これにより「ラ・ラ・ランド」は、1975年作「カッコーの巣の上で」、1978年作「ミッドナイト・エクスプレス」がこれまで保持していた6部門というゴールデン・グローブ賞受賞数の記録を塗り替えた。

ビバリー・ヒルトン・ホテルで開催された同式典において、ライアンは受賞スピーチの中でエスメラルダちゃん(2歳)、アマダちゃん(0歳)という2人の子供をもうけているパートナーのエヴァ・メンデスに感謝の気持ちを述べた。

「僕が歌ったりダンスをしたりピアノをひいたり、映画史上最高の経験をしている間、娘を育て、僕達の2人目の子供を妊娠しながら、がんと闘っていた兄を助けていた僕の彼女に感謝をしたいです」
「僕がこの経験を得られるように彼女がその全てをこなしてくれていなかったとしたら、僕ではない誰かがここに立っていたことでしょう。愛する人よ、本当にありがとう」

その一方でエマは家族と友人、そして夢見る人たちに感謝の気持ちを贈っている。

「まずは母に感謝の気持ちを伝えることから始めたいです。お母さん、本当にありがとう。13年前のこの週、私は母と父、そしてその人生でずっと私に我慢してくれている弟をおいてここへ引っ越して来ました。(弟の)スペンサー、あなたは最高よ」
「この映画は夢を追う人たちへの映画です。希望と創作性というものが世界で最も重要な2つのことであり、この映画はまさにそれを描いているのです」
「門前払いにあったことのある全てのものづくりを行う人たちや、諦めそうになったりしながらも、なんとか立ち直る力を見つけている全ての人たちへ。私はこの賞をあなたと共有します」

さらにエマは監督賞と脚本賞を受賞したデイミアン・チャゼル監督と共演者であるライアンにも感謝の気持ちを述べた。

「デイミアンがくれたこの機会、あなたのビジョンや情熱に感謝しています。ライアン、あなたは女の子が望める最高のパートナーです」

「ラ・ラ・ランド」は作曲賞、さらに「シティ・オブ・スターズ」で主題歌賞も獲得している。

ジミー・ファロンが司会を務めた同式典では、ドラマ部門で「ムーンライト」が作品賞を獲得し、「エル」のイザベル・ユペールと「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のケイシー・アフレックが同部門の主演女優賞と主演男優賞にそれぞれ選ばれた。

一方、テレビ部門では「ナイト・マネジャー」のトム・ヒドルストンがリミテッドシリーズ/テレビムービー部門の主演男優賞、ヒュー・ローリーとオリヴィア・コールマンがそれぞれ助演男優賞と助演女優賞に輝き最多3部門での受賞となった。

さらに「ザ・クラウン」「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」「アトランタ」が「ナイト・マネジャー」に続き2部門を獲得している。


☆「ラ・ラ・ランド」7部門受賞

コメディ/ミュージカル部門 作品賞
コメディ/ミュージカル部門 主演男優賞(ライアン・ゴズリング)
コメディ/ミュージカル部門 女優賞(エマ・ストーン)
監督賞(デイミアン・チャゼル)
脚本賞(デイミアン・チャゼル)
作曲賞(ジャスティン・ハーウィッツ)
主題歌賞

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