モデルの紗羅マリーが、ミュージカルの歴史を変えたとも言われる“伝説”のブロードウェイミュージカル「RENT」に、舞台“初”出演をすることが決定した。

紗羅マリーは、13歳の時からモデルとして活動を始め、「ViVi」などの女性ファッション誌を中心に活躍。現在は「SPRiNG」「NYLON」「Gina」「sweet」「VOGUE girl」など数多くのファッション誌に出演するだけでなく、東京ガールズコレクションなど数々のファッションショーにも出演し、その人気は国内にとどまらず、台湾や香港、北京をはじめとするアジアでのショーやイベントにも多数出演しているモデルだ。

ミュージカル「RENT」は、ニューヨークの小さな劇場で誕生し、瞬く間に世界中の人々を熱狂させた“伝説”のブロードウェイミュージカル。HIVなどを題材としながら、当時の若者の生き方を描き、ブロードウェイ版のアカデミー賞とも言われるトニー賞4部門のほか、ピューリッツアー賞、オービー賞など、数多くの賞を受賞している。

「RENT」はその後、アジアやヨーロッパをはじめ世界各地に進出。世界中にファンを生み出したことから“ミュージカルの歴史を変えたミュージカル”とも言われる名作だ。また、1996年の初演以来、ブロードウェイで12年4か月のロングラン、世界15か国で各国版の上演、2006年には映画化もされ、2011年にはオリジナル版の演出を手掛けたマイケル・グライフによる新演出版も上演され、日本のみならず世界中で愛され続けている。

今回、紗羅マリーが演じるのは、バイセクシャルのパフォーマンス・アーティスト。主役のマークと別れて、ジョアンヌと付き合うなど、女性にも男性にもモテる役どころだ。

紗羅マリーは本作への出演に際し、「この度、『RENT』に出演させていただくことになりました。初めてのミュージカル、そして初めての舞台ということもあり、とても緊張していますが、初舞台を楽しめるように、精一杯頑張りたいと思います。公演は来年の7月とまだ先ですが、多くの人に観ていただけると嬉しいです」とコメント。

日比谷シアタークリエでは2008年から数えて今回で5回目、マイケル・グライフ新演出版としては3回目の上演となる本作。連日満員御礼で熱狂的な盛り上がりを見せた2015年の公演から約2年ぶりとなる中、モデル・紗羅マリーは、どのような存在感を見せるのだろうか。