宝くじ“爆買い”も当せんせず支払い拒否

2016/09/16 15:44 Written by Narinari.com編集部

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宝くじを大量に購入した経験がある人ならば、当せん結果が出た後に、「あぁ、買わなきゃよかった」などと後悔したことがあるかもしれない。中国のある富豪は先日、数百万円分の宝くじを“爆買い”後、1枚も当せんしていないことに怒りおさまらず。支払いを拒み、警察に通報されることになった。

地元メディアによると、この一件は先日、江蘇省南京市雨花台区の一軒の宝くじ屋の店主から通報が入り、明らかになったもの。

調べによると、9月6日の晩、同店を訪れた馴染み客の楊さんは、17万元(約260万円)分の宝くじを“爆買い”した。ただ、当時楊さんには持ち金がなく、店主に金を貸してくれるよう願い、後日支払うことを約束したそうだ。

店主は楊さんが地元の富豪で、よく店を利用してくれる馴染み客であることもあり、この願いを渋々承諾。実際、楊さんはこれまでに何度も数万元(※1万元は約15万円)分の宝くじを“爆買い”してきた経緯があり、金払いもとても良かったという。

しかし、この油断が騒動を引き起こしてしまう。当せん番号発表後、1枚も宝くじが当せんしていないことを知った楊さんは怒り心頭。店主から借りた宝くじの購入金を支払おうとせず、とんずらしようとしたのだ。

店主はなんとか金を取り戻そうとするも、ふたりの間では言い争いが続くばかり。最終的に店主は、馴染み客の楊さんを通報するしかなかった。

そして警察の仲介もあり、楊さんは借用証書を作成するとともに、「借りた金はなるべく早く返す」と約束したが、今回の一件は店主に「全く非がなかった」かと言えばなんとも言えないところ。そのため、店主は「仮に馴染み客であっても、先にきちんとお金は支払ってもらわなければダメですね。あやうく1年間タダ働きしなければならないところでした」と反省の弁を述べたそうだ。

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