BUCK-TICKが3度目の“12年周期ライブ”

2016/09/12 13:46 Written by Narinari.com編集部

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1992年、2004年と、12年周期でスペシャルライヴ「CLIMAX TOGETHER」を開催しているBUCK-TICKが9月11日、神奈川・横浜アリーナにて「CLIMAX TOGETHER 3rd」を開催した。

1992年に行われた「Climax Together」は、ビデオシューティングのためだけに横浜アリーナで行った特別なライヴで、アリーナを横使いにした前代未聞のステージ設営で話題を集めた。演出、照明、音響、その全てが実験的かつ最高のパフォーマンスで、伝説に残るライヴとして今もなお語り継がれている。それから12年後の2004年にも同日同場所で「Climax Together」を行っており、3回目であるこの日は、CGや最新のライティングを駆使し、過去2回を上回るスケール感あふれる演出。会場に集まった1万3000人を魅了した。

会場に入ってまず目に飛び込んでくるのは、場内のあちらこちらに吊るされたシャンデリア。12年前の「悪魔とフロイトーDevil and Freud-Climax Together」のオープニングで現れた巨大なシャンデリアを思い起こす人もいただろう。

客電が落ち、SEが始まるとステージいっぱいに張られた紗幕に1992年、2004年、そして2016年度のロゴマークが映し出される。やがてメンバーの顔が映し出されると、会場は大きな歓声に包まれた。

そして一曲目に披露されたのは「スピード」。1992年に行われた「Climax Together」のアンコールで演奏されたナンバーだ。続く「MACHINE -Remodel-」は原曲(1991年)からよりキャッチーにアレンジされた2012年度バージョン、「エリーゼのために」(2012年)、「唄」(1995年)など、新旧織り交ぜた内容で会場を大いに盛り上げた。

「ROMANCE」では場内のシャンデリアが赤く照らされ、一気に妖艶な雰囲気に。12年前も演奏された「極東より愛を込めて」では、ステージ上を炎が飛び交うという、アリーナならではのダイナミックな演出も。“死を忘れず、人生を楽しもう”というメッセージのこもったダンスナンバー「Memento mori」の後、櫻井は9月11日という日付を意識し、MCで「世界中で忘れられない日ですね。人生を楽しみましょう」と語った。

本編ラスト「世界は闇で満ちている」。この曲は前作「或いはアナーキー」収録曲で、今年急逝した森岡賢がピアノで参加している楽曲。その美しい旋律は、優しく温かく会場を包み込んでいた。

アンコールの一曲目は、1992年の一曲目を飾った「JUPITER」。バックのスクリーンには24年前のステージで「JUPITER」を演奏するメンバーのシルエットが映し出された。さらに「無題」「夢魔 -The Nightmare」を披露。鳴り止まないアンコールに三たび登場すると、9月21日に発売される新曲「New World」を初披露した。そしてこのスペシャルライヴと同タイトルをもつ「CLIMAX TOGETHER」で、約2時間のスペシャルライヴは大盛況の中終了した。



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