「プリウス試乗味」のガム誕生、ロッテ中央研究所の研究員が開発。

2016/08/04 16:50 Written by Narinari.com編集部

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トヨタは8月5日から、全国のトヨタ販売店にて、ロッテ中央研究所とタッグを組んで開発した「プリウス試乗味ガム」の配布を開始した。

「プリウス試乗味ガム」は、7月29日より提供している、「BLUE BOTTLE COFFEE」とコラボした「プリウス試乗味コーヒー」に続くキャンペーンアイテム第2弾。チューインガムの研究員が実際にプリウスに試乗し、なめらかで爽快な乗り心地、静粛性、走りの刺激感をガムの味として再現した。なめらかな噛み心地が持続し、刺激感にあふれる香りが特長で、噛むだけで試乗気分を味わえる。

具体的には、「なめらかな走り」を実現するために、増粘多糖類のサイリウムシードガムをプラスし、通常のガムとは異なる噛み心地を実現。香りは、ペパーミントとスペアミントを“ハイブリッド”調合し、爽快感を演出した。噛み心地はなめらかで、アクセルを踏んだときに感じる力強い加速を、刺激感の持続性で表現している。

パッケージのデザインは、車のカラーバリエーション9種類加え、部品キャラバージョンなど、全部で59種類という幅広いラインアップ。Web限定CMや、メイキングムービーもキャンペーンサイトで公開中だ。


☆ロッテ中央研究所ガム・キャンディ研究部チューインガム研究室主査の岸森好明氏インタビュー

Q.プリウスに試乗した感想は?

A.走り出しはスーッと滑るようにスムーズ。信号が変わったタイミングでアクセルを踏んだときは、気持ちのよい走り出しのあとの力強い加速に驚きました。しかもカーブでハンドルを切ってもほとんど振動がなくて、静かなんです。一言でいえば安定感ですね。重心が低く、どっしりと構えているからこそ、走りの力強さやコーナリングのスムーズさが実現できているのかなと思いました。ハンドルを大きく切っても、思い通りに車が反応してくれます。握った瞬間に手のひらに伝わる高級感のあるハンドルも「車を運転することの楽しさ」を再認識させてくれました。車内のデザインも黒で統一されていて、非常に高級感のある車だなという印象です。

もうひとつすごいと思ったのが、運転席から見たクリアな視界。包み込まれるようなシート、なめらかな走りのおかげもあり、景色を存分に楽しむことができました。ドアを閉めたときの車内の静粛性も特筆すべきものがありましたね。ほかの車の騒音はもちろん、エンジン音も静かで居心地がよかったです。

Q.どのような方向性で開発を?

A.試乗のイメージをガムに落とし込む…。大切にしたかったのは、プリウスの走りのなめらかさと静粛性。一方で、運転の楽しさからくる刺激感も重要だと思いました。それらの要素をガムでどのように表現すればいいのか、ということを試乗しながら考えていました。
試乗の感覚をガムで表現するということは、これまでにあまり経験がないため、かなり難しい挑戦になると確信しました。プリウスならではのなめらかな滑り出し、力強くスムーズな走り、シャープなデザインからくる印象…。噛み心地や味、香りなどガムづくりにはさまざまな要素があります。その組み合わせを脳内で巡らせていきました。噛み心地はなめらかに、かつアクセルを踏んだときにグッとくる力強い加速感を、表現できるガムとは…。さらには、噛んでいるうちにどんどん刺激感を感じるような持続性も必要。ひとつのガムとはいえ、プリウスに試乗して感じたあらゆる魅力をこめた仕立てにしていきたいと、ガム作りがスタートしました。

Q.プリウス試乗味ガムの出来栄えは?

A.香りは、ペパーミントとスペアミントをハイブリッドして爽快感を演出。プリウスの「なめらかな走り」を表現するために、増粘多糖類のサイリウムシードガムをプラスすることで、通常のガムとは異なる噛み心地を実現しました。ロッテの特殊技術を駆使し、噛み始めから終わりまで気持ちよい清涼感を維持することにも成功。プリウスの爽快な走りを表現できたと思います。
通常、新製品の開発には1年以上もの期間を費やすことも珍しくありませんが、今回は試作期間が1ヶ月ほど。短い期間でしたが、30種類以上のガムを試作しました。キーポイントとなる爽快感の表現には、メントールやクーリングエンハンサーを無数に試し、なめらかな食感は、ガムベースや増粘多糖類の配合を調整。組み合わせは天文学的数字になってしまいますが、自社でこれまで蓄積してきたノウハウを総動員し、試行錯誤を重ねて、ようやく完成に漕ぎ着けることができました。

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