極楽とんぼ・山本圭壱が涙の謝罪、10年ぶりの地上波テレビ出演で。

2016/07/30 22:20 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱(48歳)が、7月30日に放送されたバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!夏休み宿題スペシャル」(フジテレビ系)に出演。10年ぶりの地上波テレビ復帰を果たした。

かつて「めちゃイケ」のレギュラーだった山本は、2006年7月、未成年女性との淫行騒動により、所属の吉本興業を“解雇”。芸人としての仕事をすべて失い、以降、肉巻きおにぎりの販売や高野山修行など断片的に近況が伝えられてきた。そして昨年1月のお笑いライブで芸人として再始動。現在はパチンコの営業や宮崎のラジオ番組レギュラーなどの仕事をしている。

「めちゃイケ」との関係は、一連の淫行騒動→吉本解雇により途絶。メンバーとは何も話す機会がないまま番組を去って10年の時が流れてしまい、今回はその“宿題”を片付けるとの趣旨で、山本を番組に登場させる形となった。

10年ぶりに「めちゃイケ」メンバーと対面した山本は、吉本興業を解雇された2006年7月を振り返り「自分に非しかなかったんで、自分は受け止めようと思ってましたし、正直…絶対どこかで戻れるとか、絶対何年かしたら戻るとか、そういう気持ちはどこかにあったかもしれません。逆らってはいけないけど、錆びてはいけないな、と」心は決して折れなかったという。

そして、山本はこの10年間、ずっと「めちゃイケ」が来てくれることを待っていたと告白。そのため今回の企画が動いていることを知ったときには「ありがとうございます。よっしゃ!こっからは!って」と想いを吐露したが、ナインティナインの岡村隆史(46歳)は「結局、それは待ってただけじゃないですか」「これをやるために、どれだけの人たちが、いろんな人たちに頭を下げて、ここまでやってもらってるか。たぶん山さんには分からないと思う」、光浦靖子(45歳)は涙を流しながら「情けなくて、情けなくてずっと泣いてます。悲しくて、情けないもう。山さんは話を聞いてると、自分が一番大事なんだよ」と、山本本人からの謝罪や反省が、この10年間、メンバーや関係者にほぼ伝わってこなかったことに苦言を呈した。

また、山本は淫行相手の女性についても言及。「大変申し訳なく思っています。どこで何をされているか全然分かりませんけど、10年という年月が経ちましたけど…申し訳ございませんでした」と謝罪し、土下座した。

さらに、誰よりもこの10年間、周囲に謝り続け、極楽とんぼの名前を守ってきた相方の加藤浩次(47歳)は「いつか誰かが、いつかめちゃイケが番組にしてくれて。普通に戻れる? そんなことねえからな。世間から何も受け入れられてない人間がな、テレビなんて出られないんだよ!」「照れ隠しでなにヘラヘラしてるんだよ。これ逃したら、もう何にもないんだよ、オレら。終わりだぞ? このチャンス、この場を与えてくれたスタッフとか演者みんなによ、悪いという気持ちないのかよ!」と一喝。

ストレートに投げ込まれる熱い言葉の数々に、山本は涙を流しながら心を開き、この日の企画に集まった出演者や、ロンドンブーツ1号2号の田村淳、ココリコの遠藤章造、ペナルティのワッキー、品川庄司の庄司智春、武井壮ら後輩たち――“軍団山本”の面々、番組のスタッフ、関係者などに謝罪の言葉を並べた。

なお、山本は「めちゃイケ」に復帰するわけではなく、今後はお笑いコンビ・極楽とんぼとして、加藤と共にライブツアーを実施。そこから再出発をはかるという。

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