三国志きっての人気武将で、中国では信仰の対象にもなっている関羽。ゆかりのある荊州で巨大な関羽像が建てられたと、大きな話題を呼んでいる。

高さ48メートル、およそ1,320トンにもなる関羽像。船を模した台座も10メートル、手に持つ武器の青龍偃（えん）月刀だけでも136トンというスケールの大きな像だ。この場所には関羽博物館も併設されているとのこと。

その威容と人気の高さから多くの賞賛が寄せられているだけでなく、ゲームや漫画などでその存在を知った海外のファンから「これはすごい」「気品さえ感じる」「中国のアートで初めてすごいと思った」といったコメントも。

一方で、中国内部からは「大きいことにあまり意味を感じない。お金と時間の無駄だったのでは」「国威発揚に用いられることを関帝はよしとしないだろう」「何かの目くらましだ、と三国の将軍なら見破るはず」と厳しい意見もある模様だ。