池井戸潤の新作「陸王」1位に、難局に立ち向かう老舗足袋業者の情熱描く。

2016/07/14 04:14 Written by Narinari.com編集部

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今週発表の最新7月18日付けのオリコン週間“本”ランキング(集計期間:7月4日〜10日)の総合部門にあたるBOOK部門では、池井戸潤の最新作となる文芸単行本「陸王」(集英社/7月8日発売)が週間2.8万部で1位を獲得した。

池井戸作品(単行本)による同部門1位獲得は通算4作目。

また、ランキング初登場週での獲得は「銀翼のイカロス」(2014年8月発売)、「下町ロケット2 ガウディ計画」(2015年11月発売)に続いて3作連続となる。


☆「陸王」ストーリー(Amazon.co.jp)

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧。社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。

そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発してはどうか。
社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手する宮沢。しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害――。

チームワーク、ものづくりへの情熱、そして仲間との熱い結びつきで難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。はたして、彼らに未来はあるのか?

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