PHP研究所は7月25日、「ハローキティの『道をひらく』」（松下幸之助・文／1,000円・税別）を発売する。

1968年刊行の「道をひらく」は、パナソニック（旧松下電器産業）グループ創業者で、PHP研究所の創設者でもある松下幸之助の随想集。2014年11月には累計発行部数510万部を突破し、戦後ベストセラーの第2位になった（単行本、新書ジャンル・出版科学研究所調べ。1位は黒柳徹子著『窓ぎわのトットちゃん』）。

最近では「道をひらく」を愛読し、その言葉に癒され、励まされている女性が集う「松下幸之助女子会」が結成されるなど、新たな読者の急増により、現在、累計発行部数は520万部に達している。

そうしたことを背景に、PHP研究所では創設70周年を迎える今年、女性や若い人に向けた「道をひらく」特別バージョンを企画。サンリオのハローキティに協力をオファーし、「明るくまっすぐなキティちゃんのキャラクターと、真摯で前向きな松下幸之助の言葉には、きっと相通じるものを見つけていただけるでしょう」（本書「まえがき」より）との思いから、今回のスペシャルコラボが実現した。

本書の言葉は、「道をひらく」「続・道をひらく」の2冊の中から、「縁あって」「志を立てよう」「素直に生きる」「時を待つ心」など、とくに若い世代に伝えたいメッセージをよりぬき、再編集したもの。誕生40周年を迎えて今なお世界中で愛されているキティちゃんの中でも、とくに人気の高い“70年代ハローキティ”が、経営の神様・松下幸之助の言葉に明るさとキュートさを添えたメッセージブックとなっている。