ガンズ・アンド・ローゼズの初期メンバー4人が再共演を果した。

7月6日に米シンシナティ市のポール・ブラウン・スタジアムで行われた公演で、ヴォーカルのアクセル・ローズ、ギターのスラッシュ、ベースのダフ・マッケイガンに加え、1990年以来共演することなかったドラマーのスティーヴン・アドラーが一緒にステージに立った。
現在敢行中の同バンドの「ノット・イン・ディス・ライフタイム…ツアー」では、アクセル、スラッシュ、ダフの初期メンバーにドラムとしてフランク・フェラーを迎えており、スティーヴンは背部手術を受けていたためにライブへの参加は難しいとみられていた。
スティーヴンはフランクのセカンドドラマーとして、「アウト・タ・ゲット・ミー」「マイ・ミシェル」の2曲を演奏した。
1990年に薬物中毒が原因でスティーヴンがバンドを脱退した後、その後任としてザ・カルトのマット・ソーラムが加入していた。
ガンズ・アンド・ローゼズは長年の間グループ内に確執があるといわれていたが、今年4月にカリフォルニアで開催されたコーチェラ・フェスティバルで再結成を果して以来、友好的な関係を見せている。
とはいえ、初期メンバーとしてはこの4人のほかにもギターのイジー・ストラドリンがいるが、イジーが再びガンズ・アンド・ローゼズとしてステージに立つことはすぐには叶わないようだ。
今年3月にローリング・ストーン誌からのインタビューに応じたイジーは「現時点では、2016年4月のガンズ・アンド・ローゼズのコンサートで演奏することはないよ。それに、スタジオのレコーディングにも、曲作りにも最近は参加していないんだ。いろいろな憶測が飛び交っているけど、ほとんど情報がないし、連絡するべきだって思ったよ」と話していた。