プリンスを題材とするミュージカルが、ブロードウェイにお目見えする可能性があるようだ。

音楽界の大御所チャールズ・コッペルマンは、EMI社長時代にプリンスと契約し、1996年に3枚組アルバム「エマンシペーション」をリリースした仲で、プリンスの弁護人兼マネージャーであったL.ロンデル・マクミラン氏と共に、プリンスの遺産管理団体からプリンスのエンターテイメント関連の資産の管理人に指名されている人物。
そんなコッペルマン氏がプリンスを題材としたブロードウェイのミュージカル、もしくは、プリンスの曲を取り入れたシルク・ドゥ・ソレイユのショーが作られる可能性もあるとした上で、「プリンスはビートルズやマイケル・ジャクソンと同等レベルのアイコンでしたし、彼が残したものは称えられるべきです」とコメントした。
また、コッペルマン氏はプリンスがたくさんの未発表曲を残しており、それをファンの元へと届ける予定であるとニューヨーク・ポスト紙に語った。
「我々はよい時間を過ごすことになるでしょう。まだまだこの遺産には可能性があります。ほんとにたくさんの音楽が存在していますからね」
39枚のスタジオアルバムやその他の音楽プロジェクトも数多く手掛けたプリンスは、2012年、そのほとんどが80年代に作られたとみられている自身の未発表曲が、いつか他の誰かの手によってリリースされる可能性があると話していたことがあった。
「いつか、誰かがそれらをリリースするよ。自分がリリースするべきかわからないよ。ほんとにたくさんあるからね」
プリンスの作品の数は、100年間毎年アルバムを出しても足りるくらいあると言われており、プリンスの元レコーディング・エンジニアであるスーザン・ロジャーズは最近、「ほとんどの人が1年、もしくはそれ以上かかるだけのことを、1か月以内でできるくらいでした」と話していた。