“井上晴美叩き”に矢口も憤慨「傷ついている方に…信じられない」。

2016/06/17 15:23 Written by Narinari.com編集部

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タレントの井上晴美(41歳)が、6月16日に放送されたニュース番組「AbemaPrime」(AbemaTV)に出演。熊本地震から2か月が経った今、被災者が置かれている状況などを語った。

熊本出身で、自身の自宅も全壊する被害を受けた井上はこの日、地震当時の様子と現在の生活について言及。その中で、震災時にブログを更新したところ、ネットで誹謗中傷されたことについての心境も明かした。

井上は「前震の後、テントや車での生活を始めて今の状況をブログに書いていた。今の熊本の状況がわかればと思い、何か役に立てればとブログを書いていた。(自分のブログが叩かれていることを)他の方から聞いて更新するのをやめました」と当時を振り返った。

これに対し、ゲストのタレント・矢口真里は「本当に悲しかったです。井上さんのブログで助かっていた人も絶対いたと思います。そんな中で心ない言葉で傷をつけていくのが許せない。有名人叩きで私みたいなのが叩かれるのはいいのですが、井上さんのように(地震で)傷ついている方に向けられるのが信じられない」と憤慨。

現役女子大生企業家の椎木里佳も「私も叩かれるタイプですが、状況がまったく違う。(被災者である)井上さんを叩くのは見当違いな行為ですよね」と矢口の意見に賛同した。

続いてはジャーナリストの堀潤が熊本の被災地へ取材に行き、あまり報道されていない現地取材の様子を報告。熊本県西原村では、私道が未だ整備されず崩壊している事実を映像で伝え、西原村河原地区の西村和也さんが中継で出演した。西村さんは「状況は悪くなる一方で、行政からの支援も得られず、八方塞な状況です」と訴え、その中でも、この2か月間自分たちでできることをやっていこうと、道路の悪化状況を記録してその進捗を知ってもらおうと動いているとのことだ。

堀から「(道路復旧に必要な)4000万円を住民で負担するのは厳しいですよね?」と問われた西村さんは「最近家を建てた方が多くて、これから住宅ローンが始まる、さらに避難生活も重なり、その上で復旧費用をもつのはかなり厳しいです」「クラウドファウンディングをして、同じように被災している地区をサポートできるようにしていく予定」とコメントした。

堀は最後に熊本の現状に対して、「僕はまだまだ国が支えないと熊本の復興はないと思いますよ」と訴えかけ、視聴者からも堀の意見に賛同するコメントが多く寄せられていた。

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