銃弾が「病に効く」と信じた女、姉に届けようと電車に持ち込み御用。

2016/05/30 17:08 Written by Narinari.com編集部

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大きな病に悩まされている人は、ときに藁にもすがる思いで民間療法に頼ったりするものだが、中国のある女性は銃弾の中の火薬が「病に効く」という噂を聞きつけ、銃弾を所持したまま電車に乗り込もうとしてあえなく“御用”になったという。

中国メディア・湖南頻道などによると、この一件は4月30日、湖南省懐化市シ江トン族自治県にあるシ江駅で発生した。その日、安全検査所の係員がとある女性の手荷物から1発の銃弾を発見。中国でも、銃弾の携帯や持ち込みは固く禁止されており、女性はそのまま身柄を拘束され、警察から取り調べを受けることになった。

しかし、この女性。銃弾を所持していたのはテロや犯罪行為が目的ではなかった。女性には脳卒中で倒れた姉がおり、姉はその後遺症で言葉も発せない状況が続いていたそう。女性は姉の症状を少しでも改善できないものかとあの手この手を探っているさい、とある人から「銃弾の中の火薬を水に浸して服用すると改善する」という話を聞きつけ、それを実行するため、昔偶然拾った一発の銃弾を手に、姉の入院する病院へ駆けつけようとしていたのだ。

こうした理由から当初女性は警察から諭されてもなかなか銃弾を手放そうとしなかったそうだが、最終的には自分の過ちに気付き、自発的に銃弾を手放すとともに、処罰を受けることにしたという。

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