エレベーター閉じ込めで曲誕生、アデルからの会話がきっかけで。

2016/05/30 09:42 Written by Narinari.com編集部

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ワンリパブリックのライアン・テダーとアデルのコラボは、グラミー賞授賞式のために滞在していたホテルのエレベーターで閉じ込められ、そこで交わされた会話がきっかけだったという。

アデルの第3作アルバム「25」に参加しているライアンだが、2人がそろってエレベーターに閉じ込められていた際、アデルが「ライアンに曲を書いてもらおうと連絡していたところだったの」と告白してくれたことで、ライアンが喜んでそれを引き受けたのだという。

ライアンは当時を振り返り、「俺たちはグラミー賞の晩にロサンゼルスにあるロンドン・ホテルで一緒にエレベーターに閉じ込められてしまったんだ。アデルは当時最優秀新人賞を獲得したところで、20個くらいの風船を持っていたんだよ。それでアデルと俺とその風船っていう状況で彼女が『こんなに風船あってごめんなさいね』って言って、『あなたとずっと連絡取ろうとしているところだったんだけど』って言ってきたんだ。それで俺は『え?』って感じだったんだけど、アデルは『本当よ。私あなたの大ファンなの。私に曲を書いてもらえないかしら?』って言ってきたんだ。当時アメリカでは彼女は全く知られてなかったから、あのグラミー賞は全くの予想外だったんだけど、俺は『19』がすごく好きだったから事務所に『アデルの事務所に連絡が取れるんだったら、彼女がイギリスを中心にアーティストでもなんでも関係なく、一緒に仕事がしたいよ』って伝えたんだよ」とNMEに説明した。

過去にはビヨンセやU2、グウェン・ステファニーやテイラー・スウィフトなど数々の大物アーティストに曲を提供してきているライアンは、「25」に収録された「ターニング・テーブルズ」でアデルととても気が合ったそうで、曲の完成時にはアデルが感激のあまり涙したほどだったという。

「だから仕事の流れは自然なものだったよ。スタジオ初日に俺が『ターニング・テーブルズ』のアイデアを思いついたんだ。フレーズがアデルの『チェイシング・ペイヴメンツ』を彷彿させるものだったからね。それでその曲に取りかかって、レコーディングして、その晩には彼女に『さっきの曲を聴いているんだけど、鳥肌が立つよ』ってメッセージを送っていたくらいさ」「そしたら彼女も『私も聴いているんだけど、涙が出ちゃうわ。それって良いサインかもね』って返してきたよ」「それですっかり意気投合して、今では彼女は俺のお気に入りの1人だよ」とその息の合った制作過程を明かした。

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