昨年5月に89歳で他界したB.B.キングの11人の子供達が、巨額の遺産を巡り対立しているという。

波乱万丈な人生の中で、キングは15人の女性を相手に15人の子供をもうけたが、その中の生存している11人が、遺産管理人でキングの長年のビジネスマネージャーだったラヴァーン・トニーと遺産を巡って争いを繰り広げているようだ。
ザ・ハリウッド・レポーターによると、子供側は遺産が3000万ドルから4000万ドル(約33億から44億円)ほどあり、2007年にキングが書いた遺書どおりにそれぞれが遺産を分割されることになっていると主張しているという。
その主張に反して、トニー氏は、2014年に設置された信託に沿っているといい、そこには子供達の名前も連なっているものの、子供達に特別な金銭的譲渡があるわけではないという。
また、実際の遺産は子供達が主張している額とは大きく異なり、500万ドル(約5億5000万円)とも言われている。
そうした中、キングの娘カレン・ウィリアムズとパティ・キングは、トニー氏と個人秘書のマイロン・ジョンソンが父親キングを殺害したとも以前主張していた。
「父は毒を盛られたのです。外国からの薬物を飲まされたことで、早すぎる死を招いたのです。正式な調査を依頼します」
そして、その可能性をトニー氏は否定していた。
1年前にうっ血性心不全と糖尿病合併症によりネバタ州ラスベガスで息を引き取ったキングは、最も影響を与えたミュージシャンの1人で、皆から「ブルースの神様」と称され愛された存在だった。