みのが舛添都知事問題に憤怒「政治とカネ、うやむやになるケース多い」。

2016/05/15 11:48 Written by Narinari.com編集部

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フリーアナウンサーのみのもんた(71歳)が、5月14日に放送されたニュース番組「みのもんたのよるバズ!」(AbemaTV)に出演。舛添要一都知事の政治資金流用問題について苦言を呈した。

みのはこの日、番組の冒頭で「いまの日本はどんな顔つきをしているのだろう。目に輝きはあるか」という朝日新聞のコラムに感心したと紹介。舛添知事の政治資金流用問題についての話題が挙がると「まさにこのことだ」と言い、「東京都知事は立て続けにこういう問題がある。いかがなものか」と顔をしかめる場面もあった。

「瓜の畑で靴の紐を直すな、疑わしいことはしてはいけない」と話し、ゲストの慶應義塾大学法学部の小林良彰教授に「政治資金とはそもそもどういう意味なのでしょうか」と質問。小林教授は政治資金規正法を中心に解説し、法にも問題があると指摘し、「現在の政治資金規正法は主にお金の“入り”についてを定めているもので支出の部分はあまり念頭に置かれていない」と言い、「90年代の政治改革の時につくった法で、いかにその時代が甘いものだったか、そのツケが今表れている」と言及した。

国会で変えられるものではあるが今の国会では変える動きはないという現状に、みのは「これからは若い人の感覚で結果を出してほしい。次の選挙から18歳以上(も投票できるようになる)だからね」と若者に期待を寄せた。

視聴者からは「都民には何の得にもならない」「舛添さんの声は聞くに堪えない言い訳」と厳しいコメントが集まり、ゲストの作家・女優の吉木誉絵も「然るべき理由があろうとも、すべてが屁理屈にしか聞こえない。トップに立つ方には責任を持ってほしい」と強く訴えた。

舛添知事の進退について、987万人の有権者を持つ東京都では133万人の署名を集めないとリコール(解職請求)ができないことから、小林教授は「このまま続投していく」と予想。「これからはサミットに話題が向いていくだろうと、辞任する気もないのでは」と述べた。

みのは「政治とカネ、これまでを見ていると必ずうやむやになるケースが多い」「我々はどうしたらいい」と憤怒。これに対しコメント欄には「有権者たちがしっかり選ばないとね…」「戦後70年もうやむやになるような制度をそのままにしておくのがダメだな」「規則に則っているから、というのはよくない。そんな規則は変えていかないと」と政治を憂う声が多く集まった。

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