“SMガチ勢”の高嶋政宏が苦言、軽々しく「ドS」「ドM」使う世間に。

2016/05/04 07:43 Written by Narinari.com編集部

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俳優の高嶋政宏(50歳)が、5月3日に放送されたトーク番組「チマタの噺」(テレビ東京系)に出演。世間で軽々しく「ドS」「ドM」といった言葉が使われていることに苦言を呈した。

この日、「最近ですね、『私ってドSなの』とか、『私Mなの』とかって言うじゃないですか」と、落ち着いた口調で語り始めた高嶋。「あれってね、結局『私カワイイでしょ』とかっていうことじゃないですか」と、自分アピールにSやMといった言葉が使われることが納得いかないようで、「SMっていうのは、マリー・アントワネットがタンプル塔でね、ずっと監禁されてて、ギロチンで断頭台に登るその頃に、マルキ・ド・サドという公爵が使用人を殺害したという理由で指名手配されて。ずっと逃げ回ってたんだけど実は、その使用人はそうされたかった。殺されたかった。そうしたマルキ・ド・サドから取ってサディズムという言葉が生まれた。ヨーロッパの伝統文化なんですよ」と熱弁を振るった。

そして「そのヨーロッパの伝統文化をね、街場で使ってんのがね…どうなってんだと」と続ける高嶋。これには番組ホストの笑福亭鶴瓶(64歳)も「あれはホンマにやらしいこと言うてるよ。私Mですとか、私Sですとか。何を言うてんねんって。言うたらアカンやん。それは秘め事やんか」と同調した。

番組は、街ゆく女性たちにSとMについて街頭インタビューを敢行。躊躇なく答える若い女性(※一部高齢)たちのVTRを見ながら、高嶋も鶴瓶も「いやいやいや」「えらい事いうなあ」「こんな質問自体できることが…」とツッコミを入れ続けていた。

高嶋はかつて名古屋でミュージカルに出演した際、偶然、名古屋の有名な女王様と知り合う機会があり、舞台メンバーとショーを見たことがきっかけでSMの世界に興味を持ったそう。そこから女王様に東京や福岡のSMクラブ(※ショーを見たり、飲むお店)を教えてもらう形で、「『全国SMの輪』っていうのができた」というほど、今ではすっかり“SMガチ勢”になっているようだ。

ちなみに、SMの世界にどっぷりとハマり込んだのは、以前出演した映画で拷問をする役を演じたことがあり、そのときに、それまでの遊び目線ではなく、取材目線でSMクラブを訪れて女王様の話を聞いたことが大きな転機になったという。

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