他人に会計押し付けてトンズラ、赤の他人指さし「妻が払います」。

2016/04/28 18:27 Written by Narinari.com編集部

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時代の流れとともに詐欺の手口は巧妙化しているが、ときに実に簡単な手口に騙されてしまうこともある。中国ではこのたび、買い物を済ませた客の男が「手持ちが足りないので妻が支払います」と言い残し、高価な商品を持ち逃げすることに成功していたという。

中国メディア・新浪新聞などによると、この詐欺事件が発生したのは昨年4月6日のこと。海南省海口市にある骨董品店にひとりの中年男性が来店し、古時計や書画など合計6,100元(約10万5,000円)の買い物をしたそうだ。

しかし、この男。いざ会計時になると「手持ちが足りない」と言い出し、「妻に支払わせるので」と店主を連れていったん外へ。そして一軒のタバコ屋まで連れて行き、「あそこで働いているのが私の妻です」とひとりの女性を指差し、店主にここで少し待つように伝えるとともに、自身は「急ぎの用がある」とし、電動バイクでその場から立ち去っていった。

しかし、店主が待てど暮らせど女性がお金を支払ってくれる気配はまったくない。不思議に思った店主が女性に声をかけたところ、「そんな男のことは知らない」と言われ、その時になってはじめて自分が騙されたことに気付いたそうだ。

なお、問題の男は後に別の窃盗事件で逮捕され、先日、懲役1年半の実刑判決を受けたという。

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