貴重な「ディセンダント」裏側、名プロデューサーが見どころを語る。

2016/04/26 13:34 Written by Narinari.com編集部

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これまで名作「ハイスクール・ミュージカル」シリーズや「マイケル・ジャクソンTHIS IS IT」などを手がけてきた名プロデューサー、ケニー・オルテガ。そんな彼がプロデューサー兼監督を務めた最新ミュージカルが、ディズニーヴィランズ(悪役)や、ディズニープリンセスの子供たちが続々登場する「ディセンダント」だ。このたび、DVD発売を来月(5月18日)に控え、オルテガのインタビューおよび舞台裏が見られる貴重なメイキング映像(//www.youtube.com/watch?v=b4omM7KmRbY)が解禁となった。

「ディセンダント」とは“子孫”という意味。「もしも、ディズニー・キャラクターに子孫がいて、10代だったら?」という設定で、「眠れる森の美女」の邪悪な妖精マレフィセントや、「アラジン」の卑劣な右大臣ジャファーなど、ディズニーヴィランズ(悪役)やディズニープリンセスの子供たちが登場し、ハッピーエンドで終わったディズニー作品の“その後”の物語を繰り広げる。

オルテガと言えば、今年で10周年を迎える「ハイスクール・ミュージカル」の監督としても有名だが、「ディセンダント」もシチュエーションこそ異なるが、主人公は高校生で、舞台も学校。両作品について監督は「どちらも特定の視聴者、若者や家族などを対象に作られた作品です。ストーリーの運び方がとてもイマジネーション豊かで、ワクワクするような内容になっています。ストーリーや音楽やダンスはとても素晴らしく、内容も皆さんに共感してもらえる」とその共通点を明かす。

本作のみどころは、アクション、冒険、ロマンス、音楽、ダンス、そしてディズニーならではの素晴らしい魔法など盛りだくさん。一方で、この作品のテーマは「人生というのは出身や生い立ちよりも、自分自身で決めたことによって、どういう人になるかが決まっていく」ことだという硬派な内容だ。実際に、マレフィセントの一人娘マルをはじめ、悪役の子どもたちは「親と同じ悪の道を進むしかないのか? 自分たちの手で人生を切り開くことはできないのか?」と、葛藤する姿が描かれている。

キャスティングでは、演技力よりも、情熱や勇気、知性をもっていることが重要だったそう。その上で、本作の主人公マルを演じたダヴ・キャメロンについては「彼女たちがどういう人か、また、いかに他人に対して寛容でいられるかが重要だった。情熱や直感など、僕はそういったすべてを見るよ」と、歌やダンスの技術だけではなく、その人柄を見ていたと明かし、さらに彼女たちの一生懸命な仕事ぶりを誇りに感じていると続けた。

今回解禁になったメイキング映像は、オルテガ自らが若手スターたちの振り付けを指導する姿を収めている。「白雪姫」の女王イーヴィル・クイーンの娘、イヴィを演じたソフィア・カーソンも「ケニーの振付は魔法よ。彼のおかげで成長した。毎日情熱を注いでくれたわ」と、オルテガ監督の情熱を称えている。

ちなみに、オルテガは“大”が付くほどの日本好き。過去にはドリカムとの仕事や「ハイスクール ・ミュージカル」のプロモーションなどで何度も来日を果たしている。そして、AKB48グループの総合プロデューサーとして知られる秋元康氏とも親交があるそうで、日本のファンに向けて「『ディセンダント』で会えるのを楽しみにしている。みんなに会いたいよ!」とメッセージを送った。

「ディセンダント」のDVDは5月18日に発売(3,200円/税別)、デジタル配信も同日スタート。

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