映画「ビリギャル」中国で健闘、約5年ぶり実写日本映画公開で話題に。

2016/04/25 09:01 Written by Narinari.com編集部

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4月14日から中国でも上映が始まった映画「ビリギャル」(監督:土井裕泰)。日本では興行収入が28億円を超えるなど、大きな話題になったことは記憶に新しいが、どうやらお隣中国でも興収的に健闘しているようだ。

中国メディア・川北在線信息網が公開したデータによると、公開8日目に当たる4月21日までの「ビリギャル」の興収は2,761万元(約4億7,400万円)。別の最新データではすでに3,118万元(約5億3,500万円)を記録しており、日本公開からすでに1年近く過ぎていること、すでに海賊版DVDなどが市場に出回っていることなどを考慮すれば、十分健闘している数字と言える。

「ビリギャル」は日本の大学センター試験にあたる「高考」を6月に控えた中国の学生をターゲットにこの時期に公開されたと言われているが、現在は実際に映画館に足を運んだ客の評価が口コミで広がり、興収を伸ばしている様子。映画の人気度をはかる「電影傍」でも週間ランキングで1位を獲得し、90%近いユーザーから支持されるなど、この勢いがどこまで続くのか楽しみな状況だ。

ただ、中国の映画市場が日本よりもはるかに巨大なことに目を向ければ、「ビリギャル」の興収がまだまだ物足りないのも確か。上映館数の差は大きいが、同時期に公開されたディズニーの実写映画「ジャングル・ブック」はすでに興収5.2億元(約89億円)を超えており、100億円を突破することは確実視されている。そうした中、中国における10億円前後の興収を成功ととらえるか、とらえないかは評価が分かれるところかもしれない。

いずにれせよ、中国本土で日本の実写映画が公開されたのは約5年ぶりのこと。興収はともかく、「ビリギャル」に続く日本の作品が現れることを期待したい。

なお、「ビリギャル」原作の著者・坪田信貴氏の公式ブログによると、中国での上映館数は2,000館(※日本では約300館スタート)とのこと。また、主演・有村架純のFacebook公式ページでは中国公開にあたって、インタビュー動画が公開されている(//www.facebook.com/143621432411236/videos/841358702637502/)。


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