東武鉄道の“SL復活計画”概要、JR各社からの譲渡車両などが明らかに。

2016/04/22 05:32 Written by Narinari.com編集部

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東武鉄道は4月21日、2017年の夏を目途に、日光・鬼怒川地区(東武鬼怒川線 下今市〜鬼怒川温泉間/所要時間 片道約35分)において復活運転を目指している蒸気機関車(SL)の計画について、概要を発表した。

SL復活運転は「SL+車掌車+客車1+客車2+客車3+ディーゼル機関車(SL)」という編成で運行。SL(C11-207)はJR北海道からの貸与を受け、車掌車はJR貨物(ヨ8634)およびJR西日本(ヨ8709)から、客車(14系と12系)はJR四国から、ディーゼル機関車(DE10-1099)はJR東日本から、それぞれ譲渡されることが決まった。

また、SLの方向を転換する転車台についても、かつて国鉄で使用していた長門市駅転車台(山口県長門市)および三次駅転車台(広島県三次市)をJR西日本から譲渡。全国各地の鉄道会社の協力により日光・鬼怒川地区でのSL復活が実現する運びだ。

そして東武鉄道はSLを受け入れるにあたり、南栗橋車両管区に検修庫を新設するほか、SLの発着の拠点となる下今市駅は、かつてSLが走っていた時代を彷彿させる昭和レトロ感のある駅舎に改修する。

運転計画については、土休日を中心に年間最大140日程度運行する予定だ。

なお、検修および乗務要員の養成については、現在、JR北海道、秩父鉄道、大井川鐵道の協力により教育を進めているが、このたび新たに真岡鐵道も乗務要員養成に参加。全4社の協力で教育訓練を進めていく。

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