世界一貧しい大統領の本好調、初来日で2作同時に圏外→TOP3入り。

2016/04/14 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週発表の最新4月18日付けのオリコン週間“本”ランキング(集計期間:4月4日〜10日)の総合部門にあたるBOOK部門では、4月5日に初来日を果たしたホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領の関連書籍が2作同時にTOP3入り。2作ともにTOP100圏外より再浮上し、「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(編:くさばよしみ、絵:中川学/汐文社/2014年3月発売:過去最高11位、累積売上15.6万部)が週間売上2.1万部で2位、「世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉」(佐藤美由紀/双葉社/2015年7月発売:過去最高22位、累積売上6.8万部)が同じく1.9万部で3位をそれぞれ獲得した。

2010年から15年までの大統領任期中、官邸に住まず、質素な生活を心がけ、給与の大半を寄付するなど「世界一貧しい大統領」として親しまれてきたムヒカ氏。「より便利で、より豊かで、わたしたちは幸せになったのでしょうか」「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないこと」など、人類の幸せとは何かを問いかけるメッセージの数々が注目を集め、国内外問わず多くの共感を得てきた。

2位となった「〜大統領のスピーチ」は、2012年にリオデジャネイロで行われた国際会議でムヒカ氏の口から発せられ、後に世界の人々から絶賛されることなった伝説のスピーチの全容を、子ども向けに日本語で絵本化したもの。3位の「〜ホセ・ムヒカの言葉」ではスピーチ全文に加え、その他の演説やインタビューの中から名言をピックアップして、ムヒカ氏の人となりや思想、生き方を解説している。

ムヒカ氏関連書籍は上記2作のほか、「世界でいちばん貧しい大統領からきみへ」(くさばよしみ/汐文社/2015年10月発売)が週間売上0.9万部でBOOK部門22位、文庫部門でも「ホセ・ムヒカ世界でいちばん貧しい大統領」(著:アンドレス・ダンサ、エルネスト・トゥルボヴィッツ 訳:大橋美帆/KADOKAWA/3月25日発売)が週間売上0.7万部で19位にランクインしており、今回の来日をきっかけに、引き続きランキングを賑わせそうだ。

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