女優の有村架純（23歳）が扮する“かぐちゃん”ことかぐや姫が、「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」の新テレビCMに出演。3月29日より全国で放映を開始する。

auは、世界初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE（グーグル・ルナ・エックスプライズ）」に挑戦する民間月面探査チーム「HAKUTO（ハクト）」と、月面探査ロボット（以下、ローバー）の通信システムを共同開発し、「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」と題して世界初の民間による月面探査にチャレンジしている。今回のCMは実験室を舞台に、ローバーが月面に見立てたコースを走行。力強い足取りで、着実に前進していく様子をさまざまなアングルから捉えた映像で構成されている。

CMの内容はこうだ。無音の実験室にローバーを収納した箱が吊るされている。ガタンッと箱が開くと、そこから出てきたのはHAKUTOの（ローバー）。月面に見立てた実験用のコースを走るローバーのボディが、全体像からカメラを搭載した正面、サイド、トップ、車輪のアップまで、さまざまなアングルから映し出される。「人類初の月面探査レース。日本チームが挑戦します」というナレーションと同時に、コースが月面にチェンジ。カメラが引いて、月面を進むローバーの後ろ姿を映し出すと、宇宙空間に浮かぶ地球の姿が遠くに見える。月のアップに「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」というナレーションとロゴがインサートし、最後は夜空を見上げるかぐや姫が登場。「行っちゃえー」と呟く姿に、「ちょっと月面、走ってきます。」とのタイトルが重なる――。

撮影はラストカット、かぐや姫役の有村のシーンからスタート。CMに採用された「行っちゃえ〜」以外に、セリフは何通りも飛び出し、監督からのディレクションに的確に応える有村の演技がとても印象的な現場になった。

また、CM撮影の終了後、有村がHAKUTOのメンバーから手ほどきを受け、ローバーを操縦する一コマも。楽しそうな有村の様子はメイキングビデオにも収録されている。

今回のCMについて有村は「ローバーが月へ行き、ゆっくり一歩一歩進んでいる感じがカッコ良く描かれています。ハクトチームの方々がローバーにすごく愛情を注いでいて大切にしている事が伝わってきました。ローバーに夢と思いを乗せ、日本を代表してレースに挑むのは素敵な事なので、それらがCMを見ている人たちに伝わると嬉しいです」とコメント。

そして、実際にローバーを操縦した感想については「月と地球はすごく距離が離れているのに、タブレットを操作するだけでローバーが少しずつ動いていくなんて不思議な感じがしました。実際に月へ行ったときの間隔や、幻想的な感じなど、想像を膨らませながら操作したので楽しかったです」と振り返った。