“痴情のもつれ”は世界どこにでもあるものだが、中国ではこのたび、ある若い男性の報復が注目を浴びた。恋人と思しき女性が乗る高級車に「愛人車」とスプレーで書きなぐっていた現場が激写されたのだ。そこには「愛人・×××」と女性の名前まではっきり記されていたというのだからタチが悪い。

中国メディア・揚子晩報などによると、この一件は3月18日午後、被害に遭ったのは広西チワン族自治区南寧市内の駐車場に停められていた1台の白いBMWだ。現場に居合わせたネットユーザーの報告では、黄色い服を着た若い男性が車に近づき、突然スプレーで落書きを始めたそうで、“作業”を終えると、そそくさとその場から立ち去ったという。

注目を集めたのはその内容。落書きは車の前面・側面問わず全体に施されており、どれも「愛人･宋×玲（女性の名前）」と記されていた。どうやら痴情のもつれから発生したものと思われ、実際、車の持ち主とされた女性は発見後警察に通報したものの、事情を尋ねられても多くを語ろうとしなかったそうだ。

その後、地元メディアがナンバーから車の持ち主に連絡をしてみたが、女性ではなく、男性の名義になっており、この男性もやはり事情を説明しようとせず、結局、当事者が口を閉ざすため、真相は藪の中だという。