キース・エマーソンの死は自殺と判断、右手が思うように動かず苦悩。

2016/03/17 03:43 Written by Narinari.com編集部

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キース・エマーソンの死が、自殺によるものだったと、米ロサンゼルスの検死機関が判断した。

3月10日(木)にエマーソン・レイク・アンド・パーマーの結成メンバーでキーボードのキースが、サンタモニカの自宅で亡くなっているところを発見されたが、38口径の銃で頭部を撃って自らの命を絶ったとの検案書が出された。  さらに、同市の福祉保険局の広報担当は、死亡時にキースは心臓病やお酒による気分の落ち込みも患っていたと明かしている。

長年のパートナーであるカワグチ・マリは、以前インタビューの中で、キースは右手の神経にダメージを受けたことでキーボードの演奏に影響が出ており、予定されていたツアーを前に精神的に苦しめられ続けていると話していた。

「キースは悪い部分の筋肉を摘出する手術を数年前に受けました。ですが、右手の痛みと神経の問題は悪くなる一方でした。彼はファンをがっかりさせたくなかったのです。完璧主義者でしたし、その完璧に演奏しようとする考えが、彼の気分を落ち込ませ、ナーバスにさせ、不安にさせたのです」

カワグチは、サンタモニカの自宅マンションに帰宅した際に、キースが死亡しているところを発見。そして、バンドで長きにわたり時を共に過ごしたカール・パーマーが、キースの死を公にした。

1970年に結成されたエマーソン・レイク・アンド・パーマーは、「タルカス」「恐怖の頭脳改革」などを含むアルバム9枚、ライブアルバム17枚を世に送り出している。2010年には、ハイ・ボルテージ・フェスティバルでバンド結成40周年を記念して、バンドとして最後となるライブを行った。

バンド活動と並行しながら、キースはソロでも音楽を発表しており、ソロアルバムを出したり、1980年ダリオ・アルジェント監督作「インフェルノ」や1981年シルヴェスター・スタローン主演作「ナイトホークス」で映画音楽も手掛けたことも。生涯の伴侶となったカワグチとは、2人の息子をもうけている。

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