中国ではレストランにおける料理への異物混入事件が相次いでいるが、先日、結婚披露宴の料理から異物が見つかり、関係者を驚かせる一件があった。

中国メディア・重慶晩報によると、事件が発生したのは2月14日昼、重慶市双河口にあるレストランでのこと。その日、1組のカップルが結婚披露宴をあげていたが、出された紅焼牛肉（牛肉の醤油風味煮込み）の中に1匹のネズミを確認。ネズミはすでに死んでおり、料理の中央に横たわっていたという。

席にいた招待客が写真を撮影し、政府の関連部門に訴えたことで事件は明るみになったが、メディアの取材に対しレストラン従業員は「よくわかりません」と返答。また、オーナーはスマホの電源を切って行方をくらましているそうで、依然詳細については明らかになっていない。

ただ、調査に当たった政府関連部門の責任者によれば、問題の料理は披露宴前日に作り終えていたようで、ネズミが料理を食べようとして鍋に入り、そのまま溺死したものと考えられているという。