アース・ウインド・アンド・ファイアーの結成メンバーであるモーリス・ホワイトが2月4日朝、米ロサンゼルスで死去した。74歳だった。同バンドで共に活躍したモーリスの弟ヴァーダインが4日にモーリスが兄の死を明らかにしている。
「兄であり、自分のヒーローであり親友であったモーリス・ホワイトが就寝中に静かに息を引き取りました」
「世界はまた新たな素晴らしいミュージシャンであり伝説だった人物を失くしました。私たち家族はこれから困難で人生を変えうる日々をスタートさせることになりますため、プライバシーの尊重をお願い申し上げます。皆様のお祈り、ありがとうございます」
1992年にパーキンソン病と診断を受けていたモーリスだが、ここ数か月は病状が悪化したと言われていた。
アース・ウインド・アンド・ファイアーは「セプテンバー」「ブギー・ワンダーランド」「シャイニング・スター」「アフター・ザ・ラブ・ハズ・ゴーン」など数々のヒット曲を世に出し、累計9000万枚以上のアルバムセールスを記録した。
バンドとしては2000年にロックの殿堂入りを果し、モーリス個人では2010年にソングライターズ・ホール・オブ・フェイムに選ばれ殿堂入りを果たしている。“リース”という愛称で親しまれたモーリスは、ザ・エモーションズ、バーブラ・ストライサンド、シェール、ニール・ダイアモンドら有名アーティストともコラボも果した。