料理にゴキ混入も店員「エビ」、被害受けた客の訴えには耳貸さず。

2016/02/04 20:55 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


中国では食品や料理への異物混入事件が相次いでいるが、しばしば問題となるのがその後の企業や店の対応だ。このたび、料理にゴキブリが混入しているのを発見した客が非難したところ、店員が「エビです!」の一点張りで過失を認めようとしなかったという事例が報告され、驚きの声が上がっている。

中国メディア・銭江晩報などによると、2月2日、浙江省杭州市で働く張さんは仕事が忙しく、階下のレストランで料理を注文、オフィスで昼食を取ることにした。同店は有名なチェーン店でなかなか評判も良く、張さん自身もしばしば利用していたが、その日注文した料理からは火の通ったゴキブリが出現。張さんはすでに料理を半分ほど食べ終えており、あまりの気持ち悪さからすぐに食べるのをやめ、レストランにクレームを入れに行ったそうだ。

しかし、張さんが事情を説明し、証拠となるゴキブリを提示したところ、対応した店員からはありえない返事が返ってきた。相手はブツを目の前にしながらも「(料理のゴキブリは)エビのむき身です」とまさかの主張。張さんの言い分を聞き入れず、押し問答となってしまった。

その後店長が登場するも、店長も「自分では対応できません」と責任逃れ。怒った張さんが「上の者を呼べ」と迫ったことから、やっとマネージャーと電話でコンタクトを取ることができた。

しかし、マネージャーは500元(約9,000円)分の飲食カードで事態の収拾を提案。張さんの怒りはさらに増幅し、「ゴキブリを食べたかもしれないのに、どうしてこの店をもう一度利用するというのか?」とぶちまけ、商品価格の約10倍にあたる200元と、検査費用で500元、精神的苦痛を受けた代償として100元、合計800元(約14,300円)を現金で支払うよう要求した。

マネージャーはこの提案を拒否。そのため「ラチがあかない」と判断した張さんはメディアに訴え、助けを求めることにしたそうだ。とは言え、それでもこの一件はまだ解決に至っておらず、同店の社長は張さんの要求を拒み続けているという。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.