英レディングに暮らす建築家のショーさんは、先日、顧客の家の煙突からとある手紙を見つけ出した。家を建てた時期から類推して1930年代に書かれた手紙は、デイヴィッドという名の少年がおもちゃの兵隊をサンタクロースにねだる内容だったという。

ショーさんはこの手紙の持ち主を探し出し、遅れたクリスマスプレゼントを祝ってあげようと自身のSNSにこの手紙を掲載。すると地元紙の目に止まり、手紙の主は今年78歳になるデイヴィッド・ヘイロックさんと判明したのだ。

英放送局BBCなど多くのメディアがこの70年ぶりに届くクリスマスプレゼントに注目し、ショーさんがヘイロック夫妻と出会う様子を報道。今なお子どものように溌剌としたデイヴィッドさんは「とても興奮しています。嬉しいけれど開けるのは25日まで待つべきですよね」と、70年待ち望んだプレゼントに対して、さらに待つという大人ぶりを見せた。

ネットでは「とても愛らしい話。長生きされてよかった」「クリスマスにふさわしい心あたたまる話題だね」「魔法のような話」「いい話だ。こういう話題ばかりだといいのに」とほのぼのしたコメントが多く寄せられているようだ。