中国で先日、購入したカップ麺の具にシイタケが入っていないことに腹を立てた男性が激怒。スーパーで騒ぎを起こす一件があった。

中国メディア・南京晨報などによると、この騒動が起きたのは12月3日、江蘇省南京市でのこと。通報を受けて現場に駆けつけた警察の話によると、同日午後、市民の康さんはあるスーパーで「シイタケ」味のカップ麺を購入。家に帰ってからさっそく作ったところ、「シイタケ」味なのに肝心のシイタケが見当たらなかったという。「シイタケが食べたくて買ったのにっ！」と怒りがこみ上げてきた康さんは、すぐさまスーパーに駆け込んだそうだ。

しかし、康さんはカップ麺購入のレシートをすでに無くしており、また、現物も持参していなかったことから事態はややこしくなる。スーパーの担当者との間で責任の押し付け合いが始まり、野次馬も増えて店内が騒然としたことから、ついには警察が出動する騒ぎに発展してしまった。

警察は双方の言い分を聞きつつ、自腹で問題のカップ麺を購入して確かめてみることに。そこにはシイタケがふたかけらきちんと入っており、この製品が全体として問題があるわけではないことが証明された。結局、「入っていない」と主張した現物を持参してこなかったことで、それ以上話は進展しようがなく、最終的に康さんは不満顔でその場を去るしかなかったという。