英ブリストルに住むリチャーズさんが先日、家のドアを開けた時、得体の知れない存在に肝を冷やした。茶色の塊、小包か何かのようだがごわごわとしていて……それがコンクリートで覆われた猫だと気づくのには時間がかかったという。

地元紙ブリストル・ポストなどによると、リチャーズさんはすぐさま猫を獣医に連れて行った。毛を覆っているコンクリートは固まり始めていたが、お腹の部分はまだ濡れている状態で、もう少し遅ければ大変なことになっていたとのこと。それでも、目は開けられず、寒さに震えながら鳴いていたとリチャーズさんは語った。

首輪もマイクロチップもついていなかったが、リチャーズさんも獣医もできる限りの対応をしようと、身体の毛を剃ってコンクリートからの呪縛から解放。セメントダストなどの後遺症があるか見守っている段階だが、「概ね元気でやっている」くらいにまで回復を見せているそうだ。

ネットでは「お遊びが過ぎたのだろうか。好奇心の塊だからね、猫というのは。無事で何より」「助かってよかった。家も見つかりますように」「コンクリートが固まりつつあったとは。運の強い子だ」「子ネコちゃんに祝福あれ」と猫へのあたたかいことばが多く寄せられているようだ。