KERAが27年ぶりのソロアルバム、ジャズミュージシャンだった父に捧ぐ。

2015/11/29 12:20 Written by Narinari.com編集部

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今年6月に、有頂天の復活ミニ・アルバム「lost and found」をリリースし、精力的に活動中のKERA(有頂天、ケラ&ザ・シンセサイザーズ、No Lie-Sense)が、2016年1月20日に27年ぶりのソロ・アルバム「Brown, White & Black」をリリースする。

今作のテーマはジャズ。秋元康がプロデュースを手がけた前作「原色」(1988年)制作時から密かにプランを練っていたという本作は、オーセンティックなものでは無く、榎本健一や二村定一のような一種のフェイクジャズだ。ジャズ・ミュージシャンだった父に捧げるジャズ・アルバムに仕上げたという。

本作は、スタンダード・ナンバー「シャイン」「ラヴァー、カム・バック・トゥ・ミー(恋人よ我に帰れ)」、ゲルニカ「復興の歌」、灰田勝彦「東京の屋根の下」、エノケンも歌った「月光値千金」、日本の愛唱歌「学生時代」の7曲のほか、セルフ・カバーである有頂天の「ミシシッピ」 、本作の為の書き下ろした新曲6曲が収録された全13曲入り。

ビッグ・バンドでのスウィング・ジャズはもちろん、ジプシー・ジャズ、クレズマー、ジャズテクノなど、様々なアプローチで“21世紀のエノケン”を目指す。

これまでになくリラックスした製作現場を得て、多くのゲスト・ミュージシャン達と共に作り上げた、決してジャズミュージシャンには作り得ないジャズ・アルバムが出来上がった。

今回のアルバムについてKERAは「88年に秋元康氏のプロデュースで発表した『原色』以来、実に27年ぶりのソロ・アルバムを、年末にお届けしたい。こちらはジャズだ。ジャズといってもエノケンとか二村定一のような、一種のフェイク・ジャズ。父親に聴かせたかったアルバムを、ようやく作れる」とコメントを寄せた。

なお、12月12日(土)には、新宿ロフトにて有頂天とケラ&ザ・シンセサイザーズの2マン・イベントを開催。この日は有頂天の待望の新曲を披露するほか、ケラ&ザ・シンセサイザーズのゲストとして田渕ひさ子が参加する。

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