いきものがかりのサプライズが“失敗”、結成日に驚かそうとするも…。

2015/11/03 19:45 Written by Narinari.com編集部

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3人組音楽グループ・いきものがかりが11月3日、“結成日”サプライズライブを実施――するはずが、事前に情報が漏れてしまいサプライズ失敗。しかし、ライブは敢行され、集まったファンと共に大いに盛り上がった。

この日の昼12時過ぎ、ラゾーナ川崎のグランドステージ前には人だかりが出来ていた。

「いきものがかりが13時からラゾーナ川崎でミニライブ&特典会を行う!? ホントに???」

午前10時にCDショップ大手「HMV」がホームページに掲載した情報を観た人たちが集まり出したためだ。しかし、HMV側に問い合わせてみても、「何も知らない」とのこと。その真偽を確かめようと半信半疑の中、集まった人たちは次々にSNSなどで情報を拡散、次第に多くの人が集まっていった。

11月3日は、いきものがかりにとって特別な日。1999年、それまで水野良樹・山下穂尊の男子2人で活動していたところに、“同級生の妹”吉岡聖恵が加わって3人となった日、いわば“結成日”だ。

そして最新シングル「ラブとピース!/夢題〜遠くへ〜」のリリース日でもあったため、いきものがかりは完全サプライズで、その“結成”の瞬間を再現するライブイベントを行う予定だった。サプライズだからこそ楽しめるような段取りだったが、残念ながらニューシングルを会場で販売予定だったHMV側から情報が漏れ、13時の段階では多くの人が会場へ集結。そこで、本来は14時サプライズスタートを予定していたが、長らく待っているファンの姿を見て、いきものがかりは少しでも早く始めようとステージへ向かった。

サプライズのため何の呼び込みもなく、ステージに上がる男性2人。どことなく変装しているように見えるが、どう見てもいきものがかりの水野と山下だ。沸き起こる歓声。そこで、サプライズがもうバレてしまっていることを逆手にとって、水野がことのいきさつを説明する。

「すいません、僕たちサプライズライブをやるつもりでしたが、バレてしまいました。でも予定通りやるのでよろしくお願いします!」

そう面白可笑しく話す水野。あくまで、いきものがかりではなく、○○がかりと主張。そして、16年前、当時路上ライブでよくやっていた、“ゆずの「ねこじゃらし」”を披露した。

大歓声の中、「新メンバーを紹介します。同級生の妹です!」と吉岡を呼び込む。するとこちらも“変装した”吉岡が登場。16年前同様、水野には「久しぶり!」、山下には「はじめまして!」とごあいさつ。そして、まさに当時初めて3人で披露した“ゆずの「夏色」”を披露した。久しぶりの“路上ライブ”で、非常に楽しそうな3人組、でもまだ○○がかり。歌い終わると水野が「では、16年の時を超えます!」というと3人が変装を解く。「どうも、いきものがかりでーす!」会場は拍手喝さい、大盛り上がりとなった。

さらにデビュー曲の「SAKURA」を披露して盛り上げる。なぜデビュー曲なのか。なぜならデビュー曲リリースから丸10年、2016年3月15日デビュー10周年記念日に、ベストアルバム「超いきものばかり〜てんねん記念メンバーズBESTセレクション〜」が発売となるとのこと。初めて水野からこのことが世に告げられた。ちなみに“10年”と“天然記念”をかけて“てんねん”なのだという。

ビッグニュースに驚く観客と記念撮影をし、最後は路上ライブさながら、水野が当時作っていたチラシの雰囲気そのままに、前出のベストアルバム「超いきものばかり〜てんねん記念メンバーズBESTセレクション〜」の手書き告知チラシをメンバー3人で配布し、イベントは終了した。

終了後、いきものがかりの吉岡は「サプライズライブ、バレてしまったけど、たくさんのお客さんの前で、久しぶりに路上ライブみたいなことが出来て、とっても楽しかったです!」と興奮気味に話していた。

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