ロックバンド・サカナクションの山口一郎が、11月1日に放送されたドキュメンタリー番組「情熱大陸」(TBS系)に出演。2010年に突発性難聴になったことを告白し、現在は「右耳は聞こえない」状態だと明かした。
2010年と言えば、サカナクションの代表曲のひとつ「アルクアラウンド」が注目を集めた時期。山口は「あんまり話さないようにしているんですけど」と前置きした上で、「ツアーの3日前くらいだったかな。急にめまいし始めて。耳鳴りもすごいし、なんか変だなと思って病院に行ったら『突発性難聴』だって」診断されたという。
医師からは「入院しなくちゃダメ」と言われたそうだが、「ここでツアー延期とかにしたら、たぶん終わるなと思って。バンドが。本当にバカだったんですけど、いま思えば。無理してそのままツアーやっちゃったんですよね」と振り返った。
結果、病状は悪化してしまい、「いまは右耳は聞こえないですね。ほとんど。低い音くらいかな」。ただ、突発性難聴になったことで細部の音チェックはできなくなった一方、それをメンバーに託すことで新たな発見も増えたそうだ。
突発性難聴は過去に、浜崎あゆみや大友康平、スガシカオ、氷室京介、相田翔子、エレファントカシマシの宮本浩次らも、病気を公表している。