連ドラ「火花」のキャスト決定、1話約40〜50分×全10話を一斉配信。

2015/10/19 10:40 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・ピースの又吉直樹作、第153回芥川龍之介賞受賞作「火花」映像化作品のメインキャストに、林遣都・波岡一喜・門脇麦が決定した。

今回、世界最大級のオンラインストリーミング・Netflixが独占配信する連続ドラマ「火花」は、全10話の構成で、1話約40〜50分の予定。一般のTVドラマのような毎週1話ずつ、決まった放送時間枠などの形式とは異なり、1話ごとに異なった尺で、かつ、各話が一斉に世界へストリーミング配信開始となる。

売れない先輩後輩の芸人2人が、様々な人との関わり合いの中で「笑いとは何か、生きるとは何か」を模索する、若者の苦悩と葛藤を描いた本作。その中心人物となるメインキャストは今をときめく若手俳優たちだ。

「スパークス」のボケで常に憂鬱な性格の主人公・徳永を演じるのは林遣都。そしてその徳永が師と慕う「あほんだら」のボケで天才肌の芸人・神谷を演じるのは波岡一喜。その神谷と同棲し、この作品では“絶対的な美”として描かれている女性・真樹を演じるのは、門脇麦だ。

また、総監督は「余命1カ月の花嫁」や「ストロボ・エッジ」などを手掛けた廣木隆一監督に、各話の監督は「凶悪」で第37回日本アカデミー賞 優秀監督賞、優秀脚本賞を受賞した白石和彌をはじめ、久万真路、沖田修一の3人が担当する。


☆廣木隆一 総監督

質問:撮影していくにあたっての意気込みと、こだわりたい部分
廣木:芥川賞受賞作品の映像化ということはとても光栄であり、太宰治にも通じる暗さが現代にも通じると信じられる作品にしたいと思います。


☆林遣都

質問:注目されている本作を演じることになっての感想
林:ただただ嬉しかったです。人を魅了させなくてはいけない仕事だと思うので、常にもっともっと多くの人に見てもらいたいという思いを持ちながら一つ一つの作品に取り組んでいます。このような機会を与えていただきありがたいです。命懸けで取り組みます。

質問:芸人を演じることの心構え、意気込み
林:神谷さんを師と敬い、ただ一人の相方・山下と向き合い続けたいと思います。波岡一喜さんは本読みの段階から「神谷さん」でした。お芝居を超えた、芸人さんが放つ空気感を目指します。

質問:「火花」を読んでの感想
林:シュールなやり取りの中に光る芸術的な表現、一人一人の人間らしさがひしひしと伝わってきて、夢中になり引き込まれました。この本に詰め込まれている又吉さんのお笑い哲学、お笑い愛を必死に読み解きながら、責任を持って徳永を演じさせて頂きたいと思います。


☆波岡一喜

質問:注目されている本作を演じることになっての感想
波岡:まず、めちゃめちゃ嬉しいです。そして、監督、関係者の方々に心から感謝申し上げます。正直なところ今は、楽しみ半分、不安半分な状態です。これから少しずつ「神谷」と同じ体験をして、本人に近づいていきたいと思います。

質問:芸人を演じることの心構え、意気込み
波岡:ただただ芸人さんの稽古と同じように、僕も相方と共に漫才の稽古を日々やるつもりでいます。稽古が自信に変わるまで。

質問:「火花」を読んでの感想
波岡:俳優としての自分と重なり、心が苦しくなりました。自分を信じて前に進む勇気、そして難しさを再認識しました。僕は自分をここまで信じてあげられてるのだろうかと。

☆門脇麦

質問:注目されている本作を演じることになっての感想
門脇:又吉さんが大好きなのでとても嬉しかったですし、今は現場に入るのが楽しみです。

質問:芸人を支える女性を演じることの心構え、意気込み
門脇:闘っている男性を支えながら生きていく女性の強さは美しいものだなと常日頃から感じています。今回は芸人を支える女性の役ですが、強くしなやかに表現できたらと思います。

質問:「火花」を読んでの感想
門脇:自分の思い出と重なってほろ苦く甘酸っぱい気持ちを久しぶりに鮮明に思い出し、でも読み終えた後、その思い出にあたたかい眼差しを向けている自分がいました。心の片隅にあるいつかは忘れてしまいそうなほど脆い感情が凝縮されている素敵な作品でした。

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