柴咲コウが2年ぶりツアー完走、椎名林檎プロデュースの新曲も初披露。

2015/10/19 00:01 Written by Narinari.com編集部

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柴咲コウ(34歳)が、2年ぶりとなる全国ツアー“Live Tour 2015「こううたう」”9都市10公演のツアーファイナルを10月17日、東京国際フォーラムホールAで行った。

今年6月にリリースした初のカバーアルバム「こううたう」をタイトルに掲げ、新旧ヒット曲を交えコンセプチュアルなステージを披露してきた今回のツアー。これまで以上に柴咲本人の意向が色濃く反映されており、“和”というテーマが構想段階からの一貫したコンセプトになっていた。

さらに、“裏テーマ”を「竹取物語」として、オープニングの映像演出や衣装、本編中にも登場する“月”や、本編ラストシーンでステージ背景全てに映し出される映像で月の使者“かぐや姫”を髣髴させる演出も。このツアー前に、「お客さんに合わせようとして頑張るよりは、“今の自分”をきちっと表現できるようになればいいなと思って」とツアーパンフレットのインタビューで語ったように、非常に創りこまれたコンセプチュアルなステージを披露した。

本編は短い挨拶程度でほぼノンストップ。オープニングは、銀髪のロングヘアに和装で登場し、自身の大ヒット曲「月のしずく」からスタートした。大きく4つのシーンに分かれ、シーンごとに衣装も本編だけで5回チェンジするなど、ほぼMCなしの音楽ショウで魅了。シーン1は、オープニングの和装からステージ上での早変わりでノースリーブの和風ドレスへ、そしてシーン2は今年6月にリリースした自身初のカバーアルバム「こううたう」から、中山美穂の大ヒット曲「ただ泣きたくなるの」、福山雅治とのコラボレーションユニット・KOH+の「最愛」から福山雅治のカバー「桜坂」へつながるメドレーだ。

シーン3は、黒レザーのショートパンツで登場し、2人のダンサーを従えてJUNO REACTORとのコラボ曲「Intoxicated」からスタート。アッパーなクラブサウンドとレーザーで客席を煽る。「ANOTHER:WORLD」から「無形スピリット」まで4曲のノンストップミックスでステージ左右へ歌い、動く。それぞれの場面転換のインタールード(幕間)では、ダンサーが前衛的なダンスを見せ、次のシーンへつないでいく。

本編最後のシーン4では、ガラッと雰囲気を変え、和柄の生地を藍色で染めたワンピースで登場し、2004年のTBS系ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の主題歌として大ヒットした「かたちあるもの」、「EUPHORIA」そして、昨年のシングル「蒼い星」を披露。本編最後「フィロソフィア」は、オープニングで登場した銀髪ロングヘアに和装の柴咲コウがスクリーンに登場し、ステージ上の柴咲本人と歌でシンクロ。ラストシーンでは月の使者が使命を終え月へ戻っていくかのような演出で幕を閉じた。

アンコールのMCでは、「11月25日にニューシングル『野性の同盟』をリリースします!椎名林檎さんにプロデュースしていただきました。ドラマ『○○妻』の時に、私が主演で、主題歌を林檎さんに歌っていただいたんですけど、その時に対談をさせていただいて、『いつか一緒にセッションできたらいいね』と話して。まさかそれがこんなに早く実現するとは本当に嬉しい限りです。そして、本日はリリースに先駆けまして皆さんにその曲を初披露したいと思います!」と、新曲「野性の同盟」について話し、バンドに加え6人のストリングを加えて初披露した。

ラストは、スタッフや観客へ感謝を伝え、「最後は私からのメッセージソングです」と、カバーアルバム『こううたう』にも収録されたKiroroの「未来へ」で、9都市10公演のツアーを締めくくった。



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