つんく♂がステージで涙ぐむ姿、クミコの子守唄歌唱に聞き入る。

2015/10/10 01:20 Written by Narinari.com編集部

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音楽プロデューサーのつんく♂(46歳)が10月9日、学習院大学百周年記念会館正堂にて開催された、NPO法人日本子守唄協会創立15周年を記念したコンサートに登壇した。つんく♂が公の場に姿を見せたのは、7月3日の東京ドーム・始球式以来。ステージへ登壇するのは、4月4日に母校入学式へサプライズ登場して以来となる。

つんく♂は、日本子守唄協会の会長を務める湯川れい子からの依頼を受け、楽曲「うまれてきてくれて ありがとう」を制作。これにクミコが歌声を吹き込んだ。この日のコンサートでは、クミコと湯川の呼び込みにより、つんく♂がサプライズで登場した。

胸ポケットからメッセージを取り出すと、次のようにクミコが代読した。

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子守唄協会15周年おめでとうございます。こうやって立派な音楽ホールで皆様とお会い出来たことを光栄に思っております。子守唄って遠い昔から歌い継がれて来たものがたくさんあるとは思います。しかし、世の中もどんどん変動していく中で今この世の中が求めている子守唄が絶対にあるんだと思うんです。だからきっとこの協会も発足されたんじゃないかと思うわけです。

7歳になる長男が2歳くらいまでの話ですが、彼がなかなか寝付けないとき、寝付くまで肩に顔を乗せて抱っこして部屋の中をゆっくり歩き回るといつの間にか寝てくれる子でした。同じく双子の長女は「シングルベッド」の鼻歌が大好きな子でした。そして、次女はこの「うまれてきてくれてありがとう」の曲の元となる鼻歌を聞きながら寝るのが好きな子でした。

今では3人とも このクミコさんの「うまれてきてくれて ありがとう」が大好きで寝る前に「ねえ、あのありがとうのやつ、聞きたい」と言って聞きながら眠っています。この曲ってクミコさんの不思議な癒しボイスのおかげで一度でも聞いたら不思議となんだか懐かしい子どもの頃に戻ったような気分になれる曲だとおもうんです。一人でも多くの人に耳にしていただけるチャンスがあれば、日本国中、とっても幸せな気分に浸れるのになぁっておもっています。

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その後クミコが「うまれてきてくれて ありがとう」を歌唱し、ステージ上にて見守るようにして聞き入っていたつんく♂は、目を潤ませ涙ぐむ一幕も。歌唱が終わると固い握手を交わし、つんく♂は涙を拭き取りながらステージを後にした。

クミコはオリジナル曲のほか、子守唄として有名な美智子皇后陛下作詞の「ねむの木の子守唄」を東京女声合唱団と披露。日本伝来の「五木の子守唄」「お江戸の子守唄」など、バラエティ豊かなセットリストを歌い上げた。

アンコールでは「大事に大事に、私には子供はおりませんが、子供のように育てていきたい」と語った「うまれてきてくれて ありがとう」を生バンドの演奏とともに歌唱し、コンサートは幕を閉じた。


☆つんく♂ コンサートの感想

自分の曲でありながらも曲をステージの上で聞きながら、湯川さんのお力を感じ、そしてクミコさんの唄を改めてステージの上で聞き、「うまれてきてくれてありがとう うまれてありがとう」という部分に 「ほんとうにありがとう 出会えてありがとう」と感じました。

家族ともそうですし、こうやってお仕事出来る皆様ともそうですし、今日コンサートに来られた皆さんとの出会い全て、誰もが“うまれてきたから”こそ有り得たんだな、とそう思いました。

僕もこうやって命を残していただいたので、少しでも世の中のお役に立ちたいと思いますし、それだけではなく、私自身も生きている意義を感じられるような楽しい人生を歩んでいかなければなと思いました。

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