本田翼が相手役「大丈夫かな」、佐藤浩市が“一抹の不安”感じていた。

2015/10/08 16:00 Written by Narinari.com編集部

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俳優の佐藤浩市(54歳)や女優の本田翼(23歳)、歌舞伎俳優の中村獅童(43歳)らが、映画「起終点駅 ターミナル」の完成披露会見に登壇した。

北海道・釧路で約1か月かけて撮影し、ついに完成を迎えた本作。「人は自分勝手な想いを持ちながら、傷つき、また救われる。そういう想いを繰り返して生きているという事を描いている作品です」と挨拶した佐藤は、今回物語を動かす相手役として本田がキャスティングされたことを知った時の気持ちを「やばいかな、大丈夫かな、と(笑)。一抹の不安がありました」と告白した。

しかし、「この役はいかにも不幸そうな女優さんがやるというのはちょっと違うと感じた。本田さんだからこそよかったんじゃないか」とその起用に間違いはなかったと話し、対する本田は佐藤のコメントに笑顔を返しながら、「安心しました!(笑)。この歳で佐藤さんとお芝居をさせていただけるという事は本当に幸せな経験だったと思います」と、佐藤との共演に大きな喜びを感じている様子だった。

佐藤と2012年のドラマ以来の共演を果たした中村は、撮影時に芝居の仕事があったにも関わらず本作への参加を快諾した事が明かされ、「大好きな先輩と映画で初めて共演できて嬉しいです」とコメント。また、今回、大先輩の佐藤を前に1対1の芝居に挑戦した和田正人(36歳)は「吐きそうなほど緊張しましたが、佐藤さんの演技に感動しました」と撮影時のエピソードを披露した。

さらにこの日は映画のテーマにちなみ、それぞれの人生を変えた運命の出会いを告白してもらうことに。本田が「この作品と佐藤さんとの出会いが大きかった」と明かす中、少し照れた様子を見せた佐藤は「翼のような若い子達に出会って、自分が教える立場になった。そんな風になったのは親父の影響が大きいと思います」と父・三國連太郎さんの名を挙げていた。

劇中に佐藤が実際に作った料理の話になると本田は「本当においしかった!」とその腕前を絶賛。佐藤から「今回は自分で全部やると決めて、撮影の前日から下味をつけておいた」というエピソードが披露されると、会場からは驚きの声が挙がっていた。

さらに、撮影時にマイペースな様子を見せていた本田に対し、一度怒った事があると明かした佐藤。しかし、「彼女達ももちろん緊張してるんです。でもそれを見せないようにしているのが今の若い子なんだなと。現代のあり方を翼に教えてもらいました」と、現場で本田に教わる事があったと話していた。

映画「起終点駅 ターミナル」は11月7日(土)全国ロードショー。

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