“サンタ・クロース”という名前の男性が、アラスカのノースポール（北極）市長選に出馬した。

2005年にトム・オコナーという名前からサンタ・クロースに法的に改名したこの68歳の男性は、ノースポール商工会議所長を経てアラスカの市長へと立候補したという。

市長選への出馬は冗談ではないものの、出馬の意向を発表して以来ネットで話題となり、同氏のフェイスブックには30万以上のいいね！が集まる事態に。そこでクロース氏は「アラスカのノースポールにいる友人のみなさん。来る火曜日、投票用紙に私の名前を書いてノースポール市議会とノースポール市役所のために投票して下さい」と綴っている。

なお、アラスカ州政府観光局の公式サイトによると、ノースポールは1944年に定住が始まり、現在の人口は2,200人ほど。当時、土地開発会社が同地の土地を販売するにあたり、「ノース・ポール製（北極製）」の玩具として宣伝できるとの理由で玩具製造会社を誘致（結果は失敗）した際の名前が定着した。一年中いつでもサンタが見られる楽しい街だが、名前が示す北極圏には位置していない。