故ポールの娘がポルシェを提訴、事故死はカレラGTの欠陥原因と訴え。

2015/09/30 03:52 Written by Narinari.com編集部

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故ポール・ウォーカーの娘メドウ・ウォーカー(16歳)が、ポルシェ社を相手取り、不当な死を引き起こした要因になったとして訴訟を起こしているようだ。2013年、友人ロジャー・ロダスの運転していたポルシェ・カレラGTに乗っていたポールは、コンクリートの支柱と2本の木に衝突した後、車両が炎上したことによって悲劇的な死を遂げている。

しかしここにきてメドウは、車が炎上してしまったときにポールはまだ生きていたものの、欠陥のあったシートベルトによって車内から脱出できなかったため、死に至ったのだと訴えているという。

裁判所に提出された書類には、シートベルトがとてつもない力でポールの胴体を跳ね返したことにより肋骨や骨盤が折れ、車の中に閉じ込められる形になったと記されており、メドウの弁護士ジェフ・ミラム氏はE!ニュースに対し「結論から言うとポルシェ・カレラGTは危険な車両です。公道向きではないものです。我々はポール・ウォーカー、そして彼の友人ロジャー・ロダスを失うべきではなかったのです」とコメントしている。

また書類の中には、その車両が安全性に欠けていたこと、そうでなければこのような事故を防ぐことが出来たこと、もしくは少なくともポールが自動車事故から生還することが出来たとも綴られている。

メドウは続けて、ポールの乗車していた車両には過去にも安定性の欠陥やコントロールの問題が数々挙げられていたにもかかわらず、このようなタイプの高精密車両が急に道を外れたときにも車体を保護するよう、特別にデザインされた電子安定維持装置をポルシェ社が設置しなかった点を指摘している。

さらに裁判の中では、当時ロジャーが時速128キロから150キロのスピードで走っていたといわれている点に関しても、実際は100キロから114キロで走行していたと論じられているとのことだ。


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