JR西日本は9月17日、「吉備線」「宇野線」の愛称名が、それぞれ「桃太郎線」「宇野みなと線」に決定したと発表した。

この愛称は、6月1日より、公募を含め選考委員が検討を行っていたもの。2016年春より、駅や車内に掲出している路線図・停車駅案内や、駅構内の案内表示などの路線名は愛称名のみの表記となる。

「桃太郎線」の選考理由については、「沿線に桃太郎伝説のモデルとされる吉備津彦命にまつわる多くの伝説が史跡が残されており、桃太郎が子どもから大人まで昔話として慣れ親しまれていること、また、台湾など国外でも認知・関心が高まっている」ことが考慮されたという。

また、「宇野みなと線」については、「近年、瀬戸内のアートの島々への旅行者が増えており、その玄関口・宇野港へ向かう路線であることをよりわかりやすく伝えると共に、海が広がる明るいイメージと親しみを感じて欲しい」との思いが込められているそうだ。